“静岡のディストピア”湖西市のお家芸か?女子中学生いじめ隠ぺい放置事件で市長が二代続けて被害者に仕掛けた“ダマし討ち”

 

他の重大事態いじめでも不誠実な対応を繰り返す湖西市

湖西市いじめ隠ぺい放置事件については、前任の団体がいます。すでに解散廃止されたNPO法人さんですが、私がサポートに入ったのは2年前の答申直前のことです。

内容を見て、この第三者委員会の構成はダメだと思いました。理由は第三者性が委員の構成から担保できていないことや、六項目の基本的な説明がなく、被害側が知らぬ間に委員会が発足して突然に近い形で聞き取りを行っていること、さらに、第三者委員会の委員1名については、最後の答申前に初めましてで関係者に会っているという事実があるからでした。

そして、5月の答申は、中間報告をしたいと呼び出され、私の同席を拒絶され、被害側に専門家がいない中で無理やり最終報告ですとだまし討ちをして、数時間後には記者会見をされてしまいました。

私は数時間で所見書の骨組みを作り、被害側が意見表明できるように彼方此方の手配に走ったわけです。無事、そうした対応は完成しましたが、使命感のみで援軍にはせ参じたら、それ処では無いもっとも激しい最前線に置かれた気分です。

それにしても、今回もだまし討ちという、これはお家芸なの?と思うくらいずるい方法をするのだなと思います。

実際、他の重大事態いじめも発生中であり、本来重大事態いじめの要件を満たすが不誠実対応を繰り返し行い、被害側に戦意喪失されたという相談も入っています。湖西市に関しては。

折角、国内で最も有効ないじめ対策である大阪寝屋川市のいじめ対策プランを導入したはずなのに、それが活きていないというのは、絶望感しかないなと思うところです。

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