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手塚治虫、最後の“欠片”。漫画の神様が遺した「誰も知らない」失われた素材たちが一冊に集約

失われた素材によって、新たな物語の扉が開く。

今も「漫画の神様」 と呼ばれて愛され続けている漫画家・手塚治虫。幻の未発表ネーム(下書き)や未使用原稿、「マンションOBA」の初出版原稿など、初収録のピースで編んだ「最新」の手塚治虫作品集、その名も『手塚治虫 ミッシング・ピーシズ』が11月14日に立東舎から発売されました。

「えっ、まだあるの?」これが私の偽らざる正直な心境です。このMAG2 NEWSでは、今までも『ブラック・ジャック』や『三つ目がとおる』『火の鳥』で「ミッシング・ピーシズ」(欠片)シリーズが刊行されるたびに記事化してご紹介してきましたので、同じような感想を抱いた方も多いのではないでしょうか。このシリーズを企画し編集・執筆している濱田髙志さんによると「ここまで大量に未知の原稿が世にでるのはおそらくこれが最後です」とのこと。まさに、手塚治虫「ミッシング・ピーシズ 完結編」と言えるのではないでしょうか。

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今回は、1972年に発表された「マンションOBA」(1972年3月から6月にかけて『週刊少年ジャンプ』に全4回のシリーズ連載)の生原稿を中心に初出版を併載。それによって読み比べながら、手塚治虫の華麗な編集術を堪能できるという趣向です。

©️TEZUKA PRODUCTIONS

また、近年発見された未発表ネーム原稿やこれまでムックや特典本にしか収録されなかったネーム、キャラクタースケッチなど、さまざまな手塚作品のレアな画稿をこの1冊に集約させています。

©️TEZUKA PRODUCTIONS

©️TEZUKA PRODUCTIONS

マニアには垂涎の貴重な内容であり、初めて手塚作品に触れる人にとっても、その創造の源泉に触れることが可能な魅力ある作品集となっています。ぜひ、この機会にお手に取ってお確かめください。

CONTENTS
マンションOBA(「ライオンブックス」シリーズ)
『ゲンペイ太平記』(マンションOBA)原案
『マンションOBA』原稿および差分・予告カット
「耳鴉」オリジナル版
「でんでこでん」(耳鴉 後篇)オリジナル版
アニメ用キャラクタースケッチ
未発表作品ネーム・原稿拾遺集
短編漫画企画書
未発表作品ネーム1「無題」
未発表作品ネーム2「無題」
未発表作品ネーム3「低俗天使」(初期稿)
「低俗天使」単行本版・予告カット
「テリヤ君」
「ぐっちゃんとパイコさん」
「あんてな一家」
「無題」
「ひょうたん駒子」
「アラバスター」
「きりひと讃歌」
「ミクロイドS」
「どろんこ先生」(初期稿)
「MW」
「未来人カオス」
「七色いんこ」
「どついたれ」
「陽だまりの樹」
「プライム・ローズ」
「無題」
「ゴブリン公爵」
「火の鳥(太陽編)」
「ころすけの橋」
手塚治虫漫画全集カバーイラスト
初期作品原稿
解題 濱田髙志

text:MAG2 NEWS編集部・gyouza

関連商品 

手塚治虫 ミッシング・ピーシズ

著者:手塚治虫
定価:7,700円(税込)
発売日:2025年11月14日
発行:立東舎/発売:リットーミュージック
購入はコチラ

立東舎の手塚治虫特設サイト

image by: ©️TEZUKA PRODUCTIONS
eye catch image by: shutterstock.com

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