出生率低下の先にあるもの。台湾・日本の都市に共通する「少子高齢化」の厳しい現実

 

また、経済的な問題などで子供は一人しか設けない夫婦も多く、子供への愛情過多となった両親がモンスターペアレントとなるケースもあります。綾野剛主演映画「でっちあげ」では、親からの過度な期待に耐えかねた子供のウソに翻弄される小学校教師が描かれています。(ネットフリックスで配信中)

子供の養育には確かにお金がかかりますが、小学校の給食を無償化したり、18歳までの子どもに助成金を支払ったりと様々な工夫をしている自治体は多くありますし、民間企業も様々な子育て支援を工夫しています。

大和ハウスグループのダイワロイネットホテルズ株式会社は、正社員の出産費用養育費を補助するために、子供が生まれた正社員に対して、一人につき最大100万円を支給する人事制度「次世代育成一時金」を2023年からスタートしています。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001971.000002296.html

また、少子化社会となった都市部では、公共交通機関でのベビーカー問題や子供の泣き声問題など様々なマイナス要素が話題となったりしますが、台北も東京も実際は思ったよりも子供に親切だと思います。それは、台湾も日本もしっかりと義務教育の中で道徳教育を行っているからだし、困った人がいたら助けるべきという道徳観念があるからです。まさん、案ずるより産むがやすし、という側面もあるでしょう。

その点、中国でも少子化は非常に深刻な状況になっていますが、人間不信の中国では、「幸災楽禍」(人の不幸を喜ぶ)が当たり前であり、そのような社会では、子育てはさらに厳しい状況に陥ってしまうのではないかと思います。

家族が増えるということは、もしかしたら人生に予想外の展開をもたらしてくれるかもしれません。もし、子供を持ってもいいかなと思っているなら、未来を担う人材を自分の手で大切に育成するのもいいかもしれません。そうすることで、少子化問題が少しづつ解消していってくれれば、日本も台湾も明るい未来の光が射すでしょう。

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