頑張りすぎてつらくなっている。そんな方からの相談をよくもちかけられるのは公認心理師の永藤かおるさん。永藤さんはメルマガ『公認心理師永藤かおるの「勇気の処方箋」―それってアドラー的にどうなのよ―』の中で、頑張りすぎている心を「すっと楽にする」お話をしています。
ホームランバーとふりかけごはん
「職場のコミュニケーション」にまつわる研修を担当することが多くて、終了後や昼休みなどに時折「あの、個人的にお聞きしたいことがあって」と相談に来られる方がいらっしゃいます。
時間が許す限り、お話を伺うのですが、総じて感じるのが「頑張りすぎてつらくなる」方の多さ。
仕事で頑張って結果を出さなきゃ。
親としてパートナーとしての責任をきちんと果たさなきゃ。
周りの人はもっとちゃんとできてるのに、どうして自分はできないんだろう?
きっとまだまだ努力が足りないからだ。
もっともっと頑張らなきゃ。
100点満点取らなきゃ。
いやいや、身体もだけど、ココロ壊しますって。
わかるけど。
ワタシもそうだったから。
「合格点が60点ならその点まででいいんだよ」
「なにも完璧目指さなくてもいいんだよ」
そういわれても、60点じゃダメだと自分に言い聞かせていたし、なんでもいいからとにかくほかの人から抜きんでていなければいけないと思っていました。
「すごいね」って言われるくらいじゃないと、自分には存在意義がないとも思っていて。
60点でも、なんなら60点取れなくてもいいよ。
すごくなくてもいいよ。
そこにいるだけでいいんだよ。
他人が、というのもそうだけど、そもそも自分が自分に対してそう思っていなかったというのが原因です。
その頃もし「あなたはいるだけでいいんだよ」と言われたとしても、信じなかっただろうしね。
身体いっぱい、心いっぱい力んで、戦闘モードで、「存在しない何か」と戦っていました。
アドラー心理学を学んで、私は力を緩めることができたのだけれど、その力の緩め方をもっと簡単に伝えたいなぁと常日頃思っています。
先日、中川家の剛さん(お兄ちゃん)が、「子どもが好き嫌いが多くて、ご飯を食べてくれなくて心配です」というラジオリスナーのお悩みに対して、「子どもなんてホームランバーとふりかけごはんでおっきくなります。うちの子双子ですけど、それで今22歳で元気です」と答えてて、声を出して笑ってしまいました。
栄養バランスが整ってなくても、一汁三菜じゃなくても、アイスのホームランバーとふりかけごはんで子どもはおっきくなる。
そりゃバランスのいい食事をとらせたほうがいいことくらいわかってるけど、ニコニコ食べてるんだったらホームランバーとふりかけごはんでいいじゃん!
そう、これこれ!
これくらいの緩さ、おおらかさ、60点ですらないけれど、それでいいし、それがいい。
みんなも標語にしたほうがいいと思うのです。
「ホームランバーとふりかけごはん」
この記事の著者・永藤かおるさんのメルマガ
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