「昇進し、部下が6人いますが1人がやる気がなく反抗的で困っています」そんなお悩みが世界的コンサルティング会社マッキンゼーで14年間もの勤務経験を持つ、ブレークスルーパートナーズ株式会社マネージングディレクターの赤羽雄二さんのもとに届きました。赤羽さんは自身のメルマガ『『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」』の中で、管理職としてどこまで踏み込み、どう対応すべきかを詳しく語っています。
昨年4月に昇進して部下が6人です。そのうちの一人がやる気がなく、反抗的で手こずっています。どうしたらいいでしょうか
Question

昨年4月に昇進しました。部下が6人でチームのKPIは何とか達成しています。ただ、6人のうちの一人がやる気がなく、反抗的で大変に手こずっています。私が何を言っても「できません」「やる気が出ません」「やろうと思ったのですが、できませんでした」という答えですし、機嫌が悪いと「こんな仕事して意味があるんですか」「もっと企画とか考える仕事をさせてください。作業をやってると頭が悪くなります」とか、好き放題言います。どうしたらいいでしょうか。気分が悪いし、他のメンバーへの悪影響が心配です。今のところ、他のメンバーが大人で何とかなっていますが。
赤羽さんからの回答
ご相談どうもありがとうございます。
お気持ち大変よくわかります。
ここは毅然として接しましょう。こういう微妙な感じの部下には腫れ物に触るようになってしまい、余計にこじらせてもっと嫌な感じになってしまいます。
他の部下と問題がないのでしょうから、相談者さんに落ち度はありません。おかしいのはその特定の部下です。
部下全員に対して、
ビジョン提示・合意 → 達成方針提示・合意 → アクション提示・合意 → タスク提示・合意 → 週次のKPI進捗確認会議での問題把握・解決 → 普段からのアクティブリスニング
を徹底してください。彼にもタスクシートを2~3枚書いて、説明し合意を得ます。明らかに妥当なKPIに対してもあれこれ言うようなら上司を巻き込んでみましょう。
状況を説明し、チーム全体のビジョン、達成方針、アクション、全員のタスクを見せて妥当であることを理解してもらいます。
その上で、上司と二人でその部下へのタスク指示を行います。そこで言われるような不埒な態度があるなら、上司に任せればいいですし、その場で大人しく合意するなら、その後の週次KPI進捗確認会議では合意したことを盾にとって追及します。
前言を翻すようなら、もう一度上司にお願いして3人でミーティングしてください。ここでは上司からかなりきつい言い方をしてもらうのがいいです。そうすれば、彼もこれはまずいぞ、と理解し始めるでしょう。
できないのではなく、たかをくくって上司である相談者さんをバカにしていただけなので、そうは問屋が卸さないぞ、というメッセンジャーが伝われば、態度を変えてくるはずです。
そもそも、彼がなぜそういう悪い態度を取っているのかも理解しておく必要はあります。
99%、愛着障害が原因です。2歳までの親との関係が影響します。
理解できると、彼の悪態の背景がわかり、行動特性も見えてきて、対処のしようがさらに増します。部下がいると一定数必ずいますので、そのいい予行演習としてみてみましょう。
今回の経験は必ず将来、大変役に立ちます。要は、部下と真正面からぶつかるのではなく、態度の悪い部下の理由、精神構造、生育環境に目を向けて、本質的な原因からの理解を進める、ということです。
そうすれば、真っ暗な中を手探りで進めるむずかしさ、ストレスが激減します。悪循環も避けられます。
こちらがそのようなスタンスで理解もある、ということはこういった問題部下にも伝わりますので、妙にこじれることも減っていくと思います。
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