それでも自己破産を勧めない。専門コンサルが語る「合理性を超えた事業再生」の選択肢とは?

 

ちなみに、私は29歳~32歳ごろ、家族全員で36社の借入があり、そのほとんどが高金利(25~40%、あるいはトイチ以上の違法金利)で、約束手形の不渡も出し、それこそ自己破産しか選択肢がなさそうな絶望的な状態でした。

にもかかわらず、なぜ自己破産しなかったのかというと、

・連帯保証人(母の友人、私の弟)に督促や給与差押が行かないようにしたい!

・自宅(父名義の実家。1番抵当は住宅ローン)を守りたい!

・自己破産ぜ全額チャラにならなくてもいい!借りた金を少しでも返したい!

・全額返すか?それとも自己破産で全額チャラか?そんな二者択一は嫌だ!

・もっと中間的な方法を、何としても見出したい!

・自己破産は弱者救済制度というのは理解できるが、私は弱者ではない!

・経済合理性というのも理解できるが、私は、遠回りでもイバラの道でも構わない!

そんな思いが強く、自己破産を選ばなかった次第です。

結果、今の自分がいます。

全く後悔していません。

あの時、自己破産したほうが、もっと早く再起できたかもしれません。

(自己破産しても、だいたい5年経てばクレジットカードの審査に通りますから)

でも、自己破産せず、イバラの道を選んだおかげで、連帯保証人の給与差押を防ぐことができましたし、実家も失わずに済みました。

それだけではありません。

自力交渉、督促、差押、ギリギリの資金繰りなどを通じて、お金に代えられない、多くのものを得ることができました。

生物の進化においても、「絶望的な状況で進化する」という現象がよく起こると言われていますが、人間もまた、絶望的な状況でこそ進化するのだと思います。

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事業再生コンサルタント。認定事業再生士(CTP)。特に倒産寸前の中小企業、零細企業、自営業の自力再生(のサポート)を最も得意としています。著書『震災後に倒産しない法』(サンマーク出版)、『借金なんかで死ぬな!』(朝日新聞出版)、『連帯保証人 なってみたらすごかった でもまだ手はある』(ワニブックスPLUS新書)、『ブラックリストなんて怖くない』(宝島社)、『働けません。』(三五館)ほか多数。1968年東京生。乙女座A型。趣味は自転車、魚釣り等。無類のネコ好き。

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【著者】 吉田猫次郎 【月額】 ¥528/月(税込) 初月無料 【発行周期】 毎月 10日・20日・30日 発行予定

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