生成AIに頼りすぎて大丈夫?ネット検索も新聞購読もやめた人が知らない最大のリスク

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「生成AIに質問することに慣れてネット検索もしない、新聞も読まなくなりました。これでいいのでしょうか?」そんなお悩みが世界的コンサルティング会社マッキンゼーで14年間もの勤務経験を持つ、ブレークスルーパートナーズ株式会社マネージングディレクターの赤羽雄二さんのもとに届きました。赤羽さんは自身のメルマガ『『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」』の中で、生成AIを使う際に気を付けたいポイントについて詳しく語っています。

生成AIにあれこれ質問することに慣れて、ネット検索をほとんどしなくなりましたし、新聞も読まなくなりました。これでいいでしょうか。

Question

shitumon新卒5年目です。ChatGPTやGeminiに去年からはまっていて、何でも生成AIに質問しています。「~~についても聞きたいですか」とか最後に出てくるので延々とやりとりを続けています。そのため、ネット検索をほとんどしなくなりました。新聞も頑張って読んでいたのですが、読まなくなりました。これでいいでしょうか。

赤羽さんからの回答

ご相談どうもありがとうございます。生成AIによく質問すること自体は素晴らしいです。どんどん続けてください。

ただ、気にされているように、好奇心を刺激されるような質問が最後に出てきて、延々とやりとりを続けることに関しては、ケースバイケースですね。大事なテーマでは4,5回は深掘りしていけばいいと思います。ただ、これ以上、本当は必要ないのに、好奇心だけで続けてしまうのは時間との兼ね合いがあるかもしれません。

それより、回答を待つ時間、ぼうっとしているのではなく、1分くらい読みかけの本を読むとか、立ち上がって体を動かすとか、時間を無駄にしないことは大切です。

また、自分で考えることをやめてすべて生成AIに頼ると、頭を使わなくなってしまいます。車椅子にずっとすわっていると、自分の足で歩けなくなってしまうというような現象が起きます。

ですから、あくまで自分でどんどん考え、「あれ、これは何かな」と気になったときに調べる、という使い方をぜひ続けてください。主体性を持って使う、という意味ですね。

あるいは、自分で「これについてはこうすべき」と考えた後、それを生成AIに入れて

  • わかりにくいところを指摘してもらう
  • イーロン・マスクならどう反論するか考えてもらう
  • 似たようなアイデアをあと9個出して、合わせて10個に対して評価してもらう
  • 意地悪な上司として突っ込んでもらう

といった使い方をすると、すごく発想が広がります。自分の頭も鍛えられ、視点が高くなり、視野も広がるので、いいことずくめですね。

生成AIに聞いてもハルシネーションが心配されるとか、単に正確な情報が欲しいというときは、ぜひ検索してください。そのほうが手っ取り早く、間違えるリスクもなくなります。ただ、昔ほど検索の価値がない、というのは間違いなく、Googleもそれであせっています。

新聞ですが、現代ではゆっくり読むことはむずかしいと思います。紙面が決まっていて、それを埋めるために大見出しをつけたり、無視したり、新聞社のあまり客観性のない考えで操作されていて、以前のような価値がなくなってきているからです。

会社に置いてあるならさっと5分で全ページをめくる程度でいいのではないでしょうか。(ないなら、もはや買うまでもない、というくらいかと思います。ただし、新卒の場合、1~2年、日経新聞の1~5面くらいを毎日しっかり読む価値はあります)

その代わりに、Googleアラートに仕事に関わるワードを30~40個登録して、毎朝30分記事を読むことはお勧めです。特にいい記事を見つけた場合は、その著者の過去記事を読むと同じように価値ある記事が多いかと思います。

また、関心のあるYouTube動画も大変役に立ちます。YouTube動画は日本語の場合は2倍速をお勧めします。英語の動画も日本語字幕で見るとか、Geminiに「要約お願いします。これまでの10倍詳しくお願いします。URL~」でお願いすると、1分程度で大変わかりやすい要約をしてくれますので、時短にもなります。

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ブレークスルーパートナーズ株式会社マネージングディレクター 東大工学部卒業後、コマツにてダンプトラックの開発に携わる。スタンフォード大学大学院に留学し機械工学修士、修士上級課程を修了後、マッキンゼーに入社。ソウルオフィスをゼロから立ち上げるなど、14年間活躍。その後、ブレークスルーパートナーズ株式会社を共同創業し、ベンチャー共同創業・経営支援、大企業の経営改革、経営幹部育成、新事業創出に取り組む。韓国、シンガポール、インド、ベトナムなどの企業を支援。 著書に 『ゼロ秒思考』 『速さは全てを解決する』 『瞬時に切り返す会話術』 『自己満足ではない「徹底的に聞く」技術』 など、国内27冊、海外30冊、合計138万部超。 内外での講演多数。東京大学、早稲田大学、電気通信大学、北陸先端科学技術大学院大学講師を歴任。

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【著者】 赤羽雄二 【月額】 ¥880/月(税込) 初月無料 【発行周期】 毎週 月曜日

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