私は今年ほど、被曝者の方たちが紡ぐ言葉が、原爆がもたらす痛みが、「自分事」に思えたことはありませんでした。これは過去の話ではなく「私」たちの未来の話です。そう。今を生きる「私」たちの未来の話です。そのことを「私」たちは本当にわかっているのだろうか?と、モヤモヤが積もるのです。
なぜ、日本テレビメディアは、小泉防衛大臣の「日本にとっては議論するのが難しい課題だが、触れざるを得ない一つは核だ」と述べたことを、ただ報じるだけなのか? テレビ局の、報道番組の主張は? 「私」たちの未来のことなのに、当たり障りのない報道に徹しています。
かたや、欧州はそんな日本の動きに、極めて敏感です。
ドイツの公共放送では、tagesthemen (今日の出来事)という、公共放送ARDの夜の看板ニュース番組で、小泉氏の発言を取り上げ、広島で心配する人々の声を報じました。
世界的バレリーナで、広島出身の森下洋子さんの踊る映像を流し、森下さんが誕生する前にお母様が被爆したことや、被爆した祖母が左半身に重いやけどを負いながらも、「生きているだけで幸せ」と明るく前向きに生き抜いたことなどを紹介。森下さんの踊りには、平和への祈りが込められていることなどを伝えました。
日本では、長崎の平和記念式典のあと、高市首相が被爆者4団体代表と面会し、被爆者らが入所する高齢者施設に訪問したことを報じただけでした。
「私」たちの未来を、あなたはどう考えているのですか?
みなさんのご意見、お聞かせください。
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