高市首相の「片思い」を挫き苛立たせた米中首脳会談
習近平氏が国賓待遇で招かれた9月24日の米中首脳会談も、高市氏の“片思い”を挫く出来事となった。トランプ氏は歴代米大統領の慣例を破って習氏を空港まで自ら出迎え、中国を「第2次世界大戦時の同盟国」と呼んだ。これに習氏は「日本軍国主義の侵略者との戦闘で肩を並べて戦った」と応じた。
中国は台湾有事をめぐる高市首相の発言に反発し、「新型軍国主義」と批判してきた。日中関係が急速に冷え込む一方、米中は「共倒れ」を怖れて貿易戦争を一時休戦し、それぞれの国内向けに「安定」をアピールしようとしている。そのためのセレモニーに過ぎない今回の首脳会談であっても、日本国内は穏やかではない。「米国が目先の成果を優先して課題を先送りし、過剰なまでの友好を演出したことで、中国に主導権を奪われた印象は否めない」(読売社説)など、米国が中国に譲歩したかのような論調も強く、高市首相が苛立つ原因になっている。
これまで高市外交に賛辞を惜しまなかった識者たちも、今回はさすがに「成功」とは言い出せないようで、そのせいかあまり目立った保守界隈からの高評価は見受けられない。
「世界の真ん中で輝く姿」を思い描いていたはずの「サナエ劇場・インNY」はこうして幕を下ろした。ガラガラの客席、ノリの悪い相手役、パッとしない劇評を世界に印象づけて…。
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