そんなお悩みが世界的コンサルティング会社マッキンゼーで14年間もの勤務経験を持つ、ブレークスルーパートナーズ株式会社マネージングディレクターの赤羽雄二さんのもとに届きました。赤羽さんは自身のメルマガ『『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」』の中で、業務の増加と待遇の不均衡に悩む会社員の相談をもとに、仕事への向き合い方や現状を打開するための考え方を紹介します。
やりがい搾取されている気がします。責任が重くなり、仕事が増えますが、昇進、昇給はほぼありません。
Question

33歳男性、SEO会社に勤めて5年です。担当が15社あり、何もかも自分でやらないといけません。今回、同僚が一人辞めることになり、彼の担当していた14社も面倒を見ることになりました。同時に新人の部下も2人つけられて、「昇進したよ、おめでとう」と言われました。自分では全く嬉しくなく、責任が重くなって仕事も理不尽に増やされただけです。部下を2人つけられても、昇進ではなく、単に面倒を見てよ、ということだけです。これって、やりがい搾取ではないのでしょうか。どうやって状況を打開すればいいのでしょうか。
赤羽さんからの回答
ご相談どうもありがとうございます。お気持ち大変よくわかります。
相談者さんは仕事ができ、上司からも頼られている、ということだと思います。そういう方には仕事が集中し、給料以上の貢献をしていると感じられることが多いでしょう。
これまでも頑張ってきたのに、大して評価されず、さらに多くの仕事をやらされる、と思っておられますよね。
これは決してそういうことではないと思います。
相談者さんが頑張っておられるのは、上司も周囲の方も皆よくわかっています。
ただ、同僚が辞めるにあたり、代わりの方の採用はすぐに始まっているはずですが、いい方が突然見つかるわけではない、したがって、部署としては誰かがそれを引き受けざるを得ない。そうすると、能力が高く、上司や周囲からは余力があると思われている相談者さんにいったん引き受けてもらおうという結論になります。
いや、もう人の2倍以上仕事している、自分が一番忙しいと思っておられるでしょう。
ただ、優秀な方はどこの会社でもどこの部署でもそのくらい仕事し、貢献しています。
その貢献は、数年以内に昇進や昇給という形で必ず報いられます。
なので、本当に優秀な人は大して不満も言わずにこういう難局に立ち向かい、平気な顔をしてうまく対応します。
ドジャーズが昨年2連覇した際に、山本由伸投手が前日90球以上投げて、当然翌日の登板などあり得ないという状況で再登板を命じられ、見事な投球を披露して味方に勝利をもたらしました。
大リーグの常識では、そのような起用は前代未聞ですし、一つ間違えれば非難されるような危ない橋ではありましたが、ロバーツ監督が彼を信じて任せたことは記憶に新しいでしょう。負けたら監督の首が飛ぶとまで覚悟した上での采配だったと思います。
ここまで劇的ではなくても、会社、職場の危機に頼られるというのは名誉なことですし、こういうときに人としての器が上がります。
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