そしてもう一つ、一般の方からは見えにくい重要な能力があります。
それが「提案力」です。
どれだけ現場の技術が高くても、調査する日時や方法が対象者の行動と合っていなければ、結果にはつながりません。
例えば、ある探偵は、「平日の朝6時から夕方6時まで、週5日調査しましょう」と提案します。
別の探偵は、「金曜日と土曜日の17時から24時まで、まずは2日間調査しましょう」と提案します。
探偵の料金は、調査時間に応じて加算されることが一般的です。
もし対象者が金曜日や土曜日の夜に動く可能性が高ければ、後者の方が少ない費用で必要な証拠を得られるかもしれません。
一方で、その見立てが外れれば、2日間調査しても何も起きず、「最初から、もっと広い時間帯で調査しておけばよかった」という結果になる可能性もあります。
調査範囲を広げれば、対象者の動きを捉えられる可能性は高くなりますが、費用も大きくなります。
反対に、日時を絞れば費用は抑えられますが、動きを逃すリスクが高くなります。
依頼者から状況を詳しく聞き取り、対象者の性格や生活パターン、過去の行動、調査の目的、使える予算を踏まえて、最も可能性の高い方法を組み立てる。
この判断こそが、探偵の提案力!なんです。
と言うことで、探偵事務所のスキルを大きく分けると、現場で証拠を得るための「調査力」と、限られた予算の中で調査を設計する「提案力」になります。
この二つを確認したうえで、初めて料金を比較する意味が生まれます。
料金が安くても、適切な提案がなく、必要な証拠を得られなければ、結果的には高い買い物になります。
一方で、料金が高いからといって、必ず調査力や提案力が優れているわけでもありません。
業界にいる僕の感覚では、この二つが優れている探偵事務所ほど、極端に高額な料金を設定しているわけではなく、業界の中間程度の料金で運営していることが多い印象です。
探偵事務所へ相談する際には、料金だけでなく、
「なぜ、この日時に調査するのか」
「なぜ、この人数や時間が必要なのか」
「予算の中で、どこまでの結果を目指すのか」
を聞いてみるとよいでしょう。
その説明に具体性と納得感があるかどうか。
そこにも、その探偵事務所のスキルが表れます!
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