こういったことを考えているうちに、一つ気づいたことがあります。
同じ仕事に長く従事していると、自分たちが使っている「職業の言葉」を説明しなくなっていくんですよね。
自分の中では当たり前だからです。
でも、社会一般では前提になっていない言葉を、相手も知っている前提で話してしまう。
経営者視点で考えると、これは結構な機会損失だと思います。
本当はそのサービスを必要としている人が目の前にいるのに、「自分に関係のあるサービスだと分からなかった」という理由だけで、通り過ぎてしまう可能性がある。
そこで今回、僕は「イメージカード」というものを作りました。
自分の主力サービスをできるだけ噛み砕き、「こういう時に、こういうことができます」と一目でイメージしてもらうための、名刺と一緒に渡せるカードです。
このカードを作る過程で、「自分にとって当たり前の言葉と、一般社会でイメージされるものには、こんなにズレがあるんだ」ということに気づきました。
これは探偵に限らず、中小企業の経営者にはかなりおすすめの作業だと思います。
自分の商品やサービスを一度、専門用語を知らない人に向けて説明し直してみる。
それだけで、今まで気づかなかった「分かりにくさ」が結構見えてくるはずです。
そして、もう一つ。
僕は今、「探偵のスキル」を浮気調査以外の分野にも、アイデアや実績とともに押し出そうとしています。
尾行ができる。
張り込みができる。
聞き込みができる。
人物の関係性を調べられる。
現地へ行って、表からは見えない事実を確認できる。
これらを「探偵だから浮気調査に使う」と考えるのではなく、一度バラバラのスキルとして考えてみる。
すると、「この能力って、別の問題を解決するためにも使えるんじゃないか?」という発想が生まれてきます。
自分たちのサービスを分かりやすくすること。
そして、自分たちの持っているスキルを一度分解してみること。
この二つをやってみると、既存サービスの機会損失を減らすだけではなく、全く新しい事業を生み出すヒントまで見つかるかもしれません。
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