毎回読者からさまざまな質問が寄せられる『高城未来研究所「Future Report」』のQ&Aコーナー。今回は、ベトナムで働く日本人の方から、外国人労働者への労働許可証の認可が年々厳しくなっているとお悩みが寄せられています。高城剛さんは、「どこの国も仕事ができない人を排除する」と答え、質問者へアドバイスしています。
京大卒でもNG。東南アジアでも外国人労働者への鎖国化が進んでいる?
Question
先日、シンガポールでは、世界で上位200位以内の大学卒業者でないと、労働許可証が降りないと聞きましたが、今年から京都大学が圏外になったと聞きました。もはや、慶応や早稲田も圏外とのこと。
シンガポールに限らず、自分がいるベトナムも年々、労働許可証が降りづらくなってきております。
東南アジアは、開かれた市場というより、年々、村社会化が強くなってきているように思いますが、高城さんはどのように思いますか?
日本人が簡単に入れない市場になっていくのではと思ったり、自分もいつか労働許可証の更新ができなくなるのでは?と最近思います。
日本が外国人を受け入れないので、鎖国だという人もいますが、他の国も鎖国に向かっているように思いますがいかがでしょうか?
高城剛さんの回答
これは、世界中どこの国でも同じだと思いますが、仕事が出来て=稼ぎがあれば、ウエルカムですよ。
その点では、東南アジアは開かれたと思います。
ただし、この「あたらしい開かれた社会」に入れない仕事が出来ない人たちは、村社会化しますよね。
日本も例外ではありません。
その上、日本の問題は仕事ができる人も、村に入らなければ排除する点にあります。
また世界中、どこの国も仕事ができない人を排除する方向にあります。
そのひとつの指標として、学歴を用いることはあっても、絶対ではありませんよ。
間違いなく、学歴<仕事=稼ぎです。
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『高城未来研究所「Future Report」』より一部抜粋
著者/高城剛(作家/クリエイティブ・ディレクター)
1964年生まれ。現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。毎週2通に渡るメルマガは、注目ガジェットや海外移住のヒント、マクロビの始め方や読者の質問に懇切丁寧に答えるQ&Aコーナーなど「今知りたいこと」を網羅する。
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