童謡「雪」の歌詞の影響からか、雪が降っても喜んで庭を駆け回るというイメージの強い犬。実際に犬を飼っている人ならわかると思いますが、実はそうではありません。寒さに弱い犬種も多く、飼い主は愛犬が震えていないか注意する必要があるようです。メルマガ『佐藤貴紀のわんにゃんアドバイス』の著者で獣医師の佐藤先生が、寒さで震えている犬のためにできる3つの対策をそれぞれの注意点とともに教えてくれます。ちょっとした飼い主さんの気遣いが大切です。
犬が震えている時、飼い主さんが出来る事は?
犬は寒さに強いと言われていますが、実は寒さに弱い犬種が多いのを皆さん、ご存知でしょうか?
震えている、原因としては寒さ、病気などの痛み、恐怖心や警戒心、ストレスなどがあげられます。また、高齢による筋力の低下や、何らかの神経症状で震えることもあります。
では、愛犬が震えていたらどのように対処すれば良いでしょうか?今回はこの時期特有で見られる「寒さの震え」について、家庭でできる対処方法をお伝えしましょう。
1)室内の温度を1度上げる
まず、最初に出来ることは「室内の温度を1度上げる」という事をしてみましょう。犬がいる部屋の温度を1度あげるだけで体の温度が上がってきますので震えも止まるでしょう。ただし、乾燥しやすくなるので換気には十分に気つけてあげて下さいね。
2)ペットボトル湯たんぽを作ろう
ぬるま湯をペットボトルに入れて綿の靴下の中に入れて犬の背中に当ててあげて下さい。この時、低温火傷に気つけてあげてくださいね。
3)洋服を着せよう
震えが止まるまで「洋服」を着せるのは良いと思います。あとは、外出時に防寒として服を着せることです。
日頃から着なれている子はいいのですが、着なれていない子が、着せたままにしておくと、ストレスを感じたり皮膚炎の原因となる可能性が大きいです。また、服とこすれて毛玉ができる事もあるので注意して下さいね。
●まとめ
今回は「寒さ」に特化しましたが「震え」というは「病気のSOS」のサインでもある時があります。今回、ご説明した3つの対策でも震えが止まらない場合には病院に行くことをお勧めします。
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