厚生労働省が19日から運用を開始した、新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」。新型コロナウイルスの感染者と濃厚接触した可能性がある場合、スマートフォンに通知が届くというアプリだが、国民の6割がダウンロードしないと有効に機能しないという。果たして、これは実現可能な目標なのだろうか。
LINE6割、ツイッター3割、インスタグラム2割
厚生労働省の発表によると、22日午後5時の段階で、iOS、Android合わせたダウンロード数は約326万件で約2.6%となっている。
安倍首相は「アプリが人口の6割近く普及し、早期の隔離につなげることができれば、大きな効果が期待できる」とし、普及率6割を目指すというが、これがかなり高い壁だ。
22日放送の「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ・日本テレビ系)によると、国内アプリの利用者数は「LINEが8300万人で約67%、ツイッターが4500万人で約36%、インスタグラムが3300万人で約26%」となっていて、
6割普及を目指すにはLINEに匹敵するダウンロード数が必要なのだ。
特にお年寄りなどはスマートフォンを持っていない人が多く、これを考慮すると、スマートフォンユーザーの8~9割がダウンロードしないと、安倍首相が目指す6割普及には届かないことになる。
実際にダウンロードしようとすると、いくつか注意しなければならない点もある。アプリに対応するスマートフォンは、iPhoneがiOS 13.5以上、AndroidはAndroid 6.0以上となっていて、アップデートしておく必要がある。
また、App Storeで「接触確認アプリ」と検索するとトップで出てくるが、「COCOA」で検索すると全く出てこない。この辺りでダウンロードを諦めてしまう人も少なからずいると思われる。

本当に国民普及率6割を目指すのであれば、ダウンロードすれば何かもらえるなどのお得感をあおったり、芸能人やインフルエンサーを起用してダウンロードを促すなど、何か施策が必要ではないか。今ならきっと協力してくれるお店や有名人たちはいるはずだ。
アプリを作って終わりではない。あくまでもスタートラインに立っただけであり、このアプリを生かすも殺すも、これからの普及促進が重要となってくるだろう。









