経営者はクレイジーであれ!「カレーメシ」を生み出した日清食品HD安藤徳隆副社長のビジネス哲学

Yokohama,,Japan,-,Oct,16,2018,:,A,Wall,Of,Instant
 

常に食品業界をリードしてきた日清食品の副社長・安藤徳隆氏は、創業者・安藤百福氏の孫であり、そのDNAを受け継ぎながらも続々と新しい市場を切り開いています。無料メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』で著者の土井英司さんが今回紹介するのは、そんな徳隆氏の思考法、イノベーションの実践、そして「クレイジーさ」を持つトップの矜持が詰まった一冊です。

【今度も名著。】⇒『日清食品をぶっつぶせ』

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日清食品をぶっつぶせ

安藤徳隆、竹居智久・著 日経BP

こんにちは、土井英司です。

以前、本メルマガでは、日清食品ホールディングス2代目CEO、安藤宏基氏の『カップヌードルをぶっつぶせ!』をご紹介しました。

<会社の無形資産の中で最大価値は「創業者精神」であると思え>という同書のメッセージに共感し、事あるごとに、後継者の方に同書をご紹介してきました。

本日ご紹介する一冊は、その安藤宏基氏の後継者であり、創業者安藤百福氏の孫、現在日清食品株式会社代表取締役社長、日清食品ホールディングス代表取締役副社長・COOの安藤徳隆氏による一冊です。

「カレーメシ」ブランドを成功させ、次々とインパクトあるCMを展開、さらには、最適化栄養食事業で「もう一つ日清食品ができるくらいの規模」を狙う気鋭の経営者が何を考えているのか、どう考えてイノベーションやマーケティングを進めているのか、日経BPの記者がその秘密に迫った内容。

これが面白くないわけがありません。

巨大企業がさらなる飛躍を狙う時、どう考えなければならないのか、経営トップがどういう姿勢で物作りやマーケティングに臨めばいいのか、そのダイナミックな思考が伝わる内容で、最後まで頷きながら一気に読みました。

新市場開拓、カテゴリーイノベーションの事例として、また世代や国境を超えたマーケティング、チャレンジ精神を備えた組織の作り方のヒントとして、ぜひ読むことをおすすめします。

後半には、著者の経営者としての矜持も出てきますが、これがまたいい。

ぜひ、本文を読んでみてください。

タイトルの『日清食品をぶっつぶせ』は、予想通り『カップヌードルをぶっつぶせ!』のオマージュだったようですが、本書も『カップヌードルをぶっつぶせ!』に負けない名著だと思います。

親から継いだ事業をどう伸ばせばいいか、どう突破口を拓けばいいか、悩んでいる後継者には、ぜひおすすめしたい内容です。

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