不祥事続きの安倍内閣。汚辱にまみれた部分への追及はこれからだ

2016.02.15
by gyouza(まぐまぐ編集部)
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連日、安倍内閣の大臣や自民党の国会議員らが失言や不祥事によって世間を騒がせています。“育休議員”の辞職にはじまり、丸川珠代環境相の「根拠はない」発言、沖縄北方問題担当の島尻大臣による「なんだっけ」発言などなど枚挙に暇がありません。ジャーナリストの内田誠さんは、自身のメルマガ『uttiiの電子版ウォッチ』で、最近たて続けに起きた不祥事の兆候は、「甘利明氏の大臣辞職がターニングポイントになった」と分析。今後の追及により、「政官の癒着」など新たな不祥事が徐々に明るみになっていくだろうと予測しています。

~春の嵐~

安倍政権の屋台骨を揺るがす出来事が次々に起こっている。

昨日は、イクメン議員として話題を提供したばかりの宮崎謙介議員が不倫疑惑で議員辞職し、国の除染基準である年間1ミリシーベルトに「科学的根拠はない」と言い放っていた丸川環境相が発言を撤回、謝罪した。若い議員や閣僚だけではない。参議院議員会長の溝手顕正議員は宮崎謙介議員の不倫問題に触れて、「羨ましい人もいるんじゃないか」と軽口をたたき、弁明にあたふたしている。

今週に入ってからは、TPP署名式に和服で出席した内閣府の高鳥副大臣が、ブログで「ブルーチーズは美味しかったです」と書き込んで国内畜産農家の感情を逆なでし、またニュージーランドでの警備態勢を写真付きで暴露してしまい、顰蹙を買って謝罪に追い込まれた。岩城法相法制度についての基本的な質問に答えられず、国会で何度も立ち往生。そして沖縄北方問題担当の島尻大臣は、北方領土の「歯舞諸島」が読めず、会見で「なんだっけ…」と言葉に詰まり、官僚が、かつての船場吉兆の女将よろしく、大臣に耳打ちしてその場を取り繕う始末。

それぞれ重要な問題を含んでいるものの、「お笑い安倍内閣的な出来事が頻発している。

いや、笑い事ではない。

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