これまでもさまざまな「花粉症に効果が期待できる食材」が紹介されてきましたが、無料メルマガ『美容と健康ひとくちメモ』で取り上げられているのはレンコン。「タンニン」という成分が良い働きをしてくれるとのことなのですが…、「花粉症の新常識」、一読の価値ありです。
花粉症の症状緩和にレンコン
東洋医学では昔から様々な出血を止めることで知られ、胃潰瘍や痔など出血性の慢性疾患に食べることを勧められているレンコン。貧血予防や肝臓の働きを助けるともいわれています。
最近の研究で、21人の花粉症の男女にレンコンを食べてもらったところ、9週間後にはその約7割の人に症状が和らぐ傾向が認められたとか。レンコンがスギ花粉に反応するアレルギー抗体の産生を抑制し、花粉症の症状緩和に役立つのではという結果が出ているそうです。食べ方はすりおろすのが効果的とか。
乳酸菌をプラスしても!!
レンコンを切ったまま放置しておくと、切り口が黒ずんでしまいますが、これはレンコンに含まれるタンニンなどのポリフェノールの作用によって起こるものらしいです。
実はこの成分が、花粉症やアレルギーを抑制するといわれているそうで、レンコンのエキスと乳酸菌を一緒に毎日摂り続けていると、アレルギーを引き起こす血中の抗体の量が減ったという研究報告があるそうです。
漢方でも、レンコンはせきやタンを抑える作用があるといわれているそうですから、過敏になった粘膜を保護するのに良い効果を発揮するのかもしれませんね。花粉症になりやすい季節、食生活にレンコンを活用してみては、いかがでしょう。
鼻詰まりにレンコンの汁
鼻が詰まった時は血管が充血・うっ血し、鼻の粘膜が腫れた状態になっています。
鼻詰まりを起こしたら、レンコンの汁を鼻の穴に塗ってみて下さい。レンコンに含まれる「タンニン」には、血管を収縮する収れん作用、腫れを取ったり、炎症を抑える作用があります。小さなお子さんにはお薦めですね。
また、鼻の両側を20回ずつマッサージすると、鼻づまりの予防になります。
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