日頃の生活の中で誰かに頼みごとをするとき、あなたはどうやってお願いしていますか? LINEやメール派の方もいれば、直接顔を見て話したい、と考える方もいるかもしれません。ですが、ちょっと気をつけて下さい。実はOKしにくい頼みごとをされたときに「断るかどうかの判断」は男女によって違うようです。メルマガ『★セクシー心理学GOLD ~最先端の心理学技術★』の著者で現役精神科医のゆうきゆう先生が、心理テストを例に男女の頼みごとに対する考え方の違いを教えてくれました。
『頼みの心理テスト』
みなさんこんばんは。ゆうきゆうです。
では今夜もセクシー心理学GOLDの世界をお届けいたします。
では、こんな心理テストをお楽しみください。
彼女に頼み事をしたい!こんなとき、どうお願いする?
- 「直接会って」
- 「電話で」
- 「メールで」
- 「LINEなどのアプリで」
選んでから、続きを読んでくださいね。
◆ 男女で頼みが…?
さて、解説です。
実は心理学者であるチャルディーニらは、多くの被験者を対象にして、「OKしづらい頼み事」をしてみました。
このときに、
A「メールで」
B「直接会って」
という2パターンで、頼んでみたのです。
さてこのとき、両者でどう差が出たと思いますか?
実は、その結果。
相手が女性である場合、
B「直接会って」
という方が、OKしてくれる率は高くなりました。
しかし相手が男性である場合は、AとBで、大きな差は見られませんでした。
すなわち男性は、直接・メールなど関係なく、内容そのもので、OKするかどうかを決めることが多かったのです。
しかしながら女性は、内容にくわえて、「直接目の前にしているかどうか」というのも、大きなポイントを持っていたわけです。
ですので相手が女性であるなら、とにかく直接会った方が、断られにくいというわけですね。
◆ なぜ男女差は生まれる…?
実際、マンモスを狩っていた時代。狩りは男の仕事でした。
そのとき、女性は集落で他の女性と共同作業をしたり、物々交換などのコミュニケーションを取っていました。
そのため女性は会話の能力が発達し、より相手との関係性を重視するわけです。
だからこそ、
「相手が今、困っている…!」
「雰囲気的に、頼られている…!」
などのメッセージに反応し、目の前の相手にたいしては、断りにくくなるわけです。
たいていの恋愛においては、言うまでもなく、「男性が直接、女性を口説く」という図式が成立します。女性から口説くことは、ほとんどありません。
そして「だからこそ、女性は相手を前にすると、頼み事を断りづらい(=口説かれやすい)」と考えるなら、この男女差は、とてもうまくできている…と考えることができますね。
いずれにしても、あなたが女性に何かをお願いしたいのなら、とにかく目の前にした方がいいわけです。
また別の調査では、「電話」は、「メール」と「直接」の、真ん中くらいの説得効果だということが分かりました。
すなわち
直接 > 電話 > メール
となるわけですね。