後で困るのはあなた。年金を未納ではなく免除にした方が良い理由

nenkin20180115
 

以前紹介の「年金が『最低10年加入に短縮』で油断していると、痛い目に遭う」という記事などで繰り返し「年金は未納ではなく免除にすべし」と訴えてきた無料メルマガ『年金アドバイザーが教える!楽しく学ぶ公的年金講座』の著者・hirokiさん。今回は、実際に年金を免除した場合、受け取れる金額の目安について具体的に解説しています。

国民年金保険料を免除した期間はこんなふうに年金額に反映する!

老齢の年金を貰うためには、年金保険料納付済期間+免除期間+カラ期間≧10年でなければならないんですが、この部分の免除期間について。

20歳になると国民は国民年金に強制加入になり、60歳到達月の前月までの480ヶ月は保険料納付義務が生じます。480ヶ月もあると、人生山あり谷ありだから所得が減って保険料支払うどころじゃないよ! みたいな時もあるでしょう。そうなると滞納してしまいますよね。

そこでやる方法は市役所に行って保険料免除の手続きをしましょう。5~10分くらいで終了します。免除しようとする年の前年所得が関係するので必ずしも免除が承認されるわけではないですが…。この時期(6月までに申請)だと前々年所得。免除は一回申請すれば、最大過去2年1ヶ月と翌年6月(この時期だと今年6月まで。学生は3月まで)まで免除にできる。

免除は冒頭のように年金の期間に入りますし、それに基礎年金の半額にあたる年間約11兆という巨額の税金(国庫負担)が国民年金(基礎年金)に投入されているから滞納したり未納にするのは損なのです。

仮に全く保険料支払わない全額免除を480ヶ月間やっても、老齢基礎年金779,300円(平成29年度価額)の半分の389,650円は受け取れますしかも終身。たった数分の手続きをやらずに未納にして税金分を受け取り拒否してるようなものなので未納にするとか何やってんだ(笑)って話であります。

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