年金は高齢者だけのモノじゃない。明日は我が身の「障害年金」とは

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かねてから「年金は高齢者の為だけのものではない」と訴え続けている無料メルマガ『年金アドバイザーが教える!楽しく学ぶ公的年金講座』の著者・hirokiさん。今回は、いつ自分の身に起こるかわからない重い病気やケガで働くことが困難になった人を支えてくれる「障害年金」について、初心者にもわかりやすく解説しています。

めちゃくちゃ大事な障害年金制度。万が一の時のために条件を把握しておこう!

年金というとほとんど老後のものと思われがちで、よく話題になるのもほぼ老齢年金。それももう積立金運用がーとか損得がーとかそんな隅っこの話に重点置かれてしまう。なんか本質から離れた部分にこだわられてしまいがち。

まあ、老齢の年金受給者が圧倒的に多いし、論点も凄まじく多いのでそっちの話になりやすくはあるんですが、年金は老齢になった人だけが受けるものではありません

長ーい人生において、特に20歳以上になると国民年金に強制加入させてるのは、いつ起こるかわからない重い病気やケガで働くことが困難になった時の障害による所得喪失のリスクにも対応するためなんです(遺族年金も自分が死亡した時の家族保障。遺族年金については今回は省略)。特に障害年金はその障害が続く限りはずっと支給されるものなので、民間保険より遥かに強力なもの。

さて、公的年金は「保険」である事をまず認識しなければならない。老齢だってこれ、積み立ててるわけじゃなくて保険を掛けてるんですよ(ひと昔前は積立だったけど)。高齢になったら働くのが困難になりますよね。となると所得を得にくくなります。で、いつまで生きるのかなんて誰もわかりません。だからそういう長生きリスクに備えるのが老齢の年金なんです。

長生きは良い事ではありますが、リスクでもあるんですよ。だから生きてる限り年金を支給しましょうと。損得勘定論自体が不適切。それは力説するところじゃない。

おっと、話を戻しますね!

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