大塚家具・父娘双方から委任状が届いた株主の心情

2015.03.10
by kousei_saho
Bacho/ShutterstockBacho/Shutterstock
 

大塚家具のこと

『平林亮子の晴れ時々株主総会』号外vol.1より一部抜粋

大塚家具で、実質的創業者の大塚勝久氏と、その娘である大塚久美子社長とで、株主総会の議決権を巡って、委任状争奪戦(いわゆるプロキシ─ファイト)が繰り広げられています。

株主である私のもとに、会社からの株主総会招集通知(委任状が同封されていました)が届きました。またそれとは別に、大塚勝久事務局から委任状が届きました。委任状争奪戦は、他の上場企業でもこれまでに繰り広げられてきましたが、私自身は初めての経験です。

私は、株主総会に出席して、最終的な自分の考え(賛否)を、会場で表明してこようと思います。

また、これらの一連の騒動に関して、テレビで私自身のコメントを述べさせていただいたりしています。

私は、大塚家具という家具屋さんが好きで、自宅の家具の多くを大塚家具で購入しています。

そのため、家族のスキャンダラスな問題としてこの件に触れるつもりはまったくありません。

企業としてどう存続していくべきか、ファンとして、株主として、公認会計士という専門家として、経営コンサルタントとして、そして経営者の端くれとして自分なりに考えていきたいと思っています。

今回の騒動の結末が、よりよい大塚家具へとつながることだけを願っています。

大塚家具の件については、来月のメルマガでも触れてまいります。

加えて、メルマガ読者のみなさまには、できるだけタイムリーな内容をお届けできるよう、号外を利用してお伝えしたいと思っています。

 

『平林亮子の晴れ時々株主総会』号外vol.1より一部抜粋

【号外vol.1の目次】
0.ご挨拶~少し訂正です~
1.大塚家具のこと
2.編集後記~ひとこと~

 

『平林亮子の晴れ時々株主総会』

著者/平林亮子(公認会計士)
ベンチャー企業のコンサルティングを行うかたわら、講演活動やマスコミなどでも活躍。毎月どこかの上場企業の株主総会に個人株主として参加するという変わった趣味を持つ彼女のメルマガは、各企業の「本当の顔や雰囲気」を知ることができると人気を集めている。
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