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バイデン政権は短命に。ハリス副大統領との早期交代を織り込むウォール街=今市太郎

いよいよバイデン政権の船出となりましたが、期待感がまったくありません。ウォール街はすでにカマラ・ハリス副大統領との早期交代を見込んでいる節があり、今後の政治・株価の動きに注意が必要です。(『今市太郎の戦略的FX投資』今市太郎)

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※本記事は有料メルマガ『今市太郎の戦略的FX投資』2021年1月20日号の抜粋です。興味を持たれた方は、ぜひこの機会にバックナンバー含め初月分無料のお試し購読をどうぞ。

実に頼りない新大統領

いよいよ米国ではバイデン大統領が誕生し、宣誓式が日本時間の21日深夜2時頃から始まるようです(※編注:原稿執筆時点1月20日)。

今回は異例のバーチャルなイベントということで、ワシントンDCには大量の州兵が動員されているようです。ほかの州はよくわかりませんが、暴動の類が近隣で行われる可能性はなさそうで、粛々とイベントが執り行われることになるものと思われます。

さて、バイデン新大統領は、左派の候補では勝利できないということから、もっとも無難な存在として担ぎ出されたものと思われます。

しかし、年齢も高齢でみるからにヨボヨボとしており、ここからどこまでこの大統領職を勤めることができるのかに注目が集まっています。

ウォール街は早期退陣を見込んでいる?

これまでの大統領選では、できるだけ人前に出てくることは避けられてきましたし、まともな演説も非常に回数が少なかったのが特徴です。ある意味、民主党の選挙チームはできるだけバイデンが人目に晒されないように隠してきたようにしか見えません。

ここから大統領として正式就任してやっていけるのかどうか。非常に気になるところです。

以前から噂されていた認知症の問題も少なからず症状が出ていると言われるだけに、異例の短期でステップダウンといったことも十分にありえます。

ウォール街では、4年後にはバイデンはもう大統領ではないと考える人がほとんどのようです。

Next: カマラ・ハリスに途中交代した場合、相場はどう反応する?



カマラ・ハリスに途中交代した場合相場がどう反応するのかも注目

バイデン新大統領がどうしてもうまく機能しないとなれば、途中で新副大統領のカマラ・ハリスが大統領にとってかわることになるのでしょう。

しかし、果たして相場はそれを好感するのかどうか。これが大きな問題です。

カマラ・ハリス自身は、上院では相当な「左派」として知られる人物ですし、カリフォルニア州選出でシリコンバレーのIT企業との関係も深い様子。

バイデンとはかなり異なる政治を行うことが予想されますが、党内の左派勢力とどういう関係を維持することになるのかも、大きな注目点になりそうです。

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新大統領誕生の「期待感」がまったくない

いずれにしても、新しい大統領が誕生して、ここから米国の政治がどうなるのかといった期待をまったく感じさせないのが、この新大統領。

本邦では、およそ適格者ではない総理大臣が誕生していますが、それにも増して本来大統領になどなるべきではない人物が選ばれてしまった感は否めません。

誰が大統領でも、イエレン財務長官とFRBのパウエル議長がカネをバラまくことを継続するなら、株価は上昇を維持することになるのかも知れません。

それでも、米国のダイナミズムはすっかり失われることになるのではないでしょうか。

バイデン大統領が2021年最大のリスクに

米国の経済誌では、すでにバイデンが大統領になることが2021年のもっとも大きなリスクとなるであろうという記事が出始めています。

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確かにその可能性は高そうで、まったく想定外の相場への影響が出る可能性も十分に注意していく必要がありそうです。

Next: トランプ支持者はどう動く? 株価も政治も楽観できない



株価も政治も楽観できない

暴動こそ起こらないとしても、トランプ支持者がこの先、どのような態度表明をするのか。また何らかの行動を起こすことになるのか?

非常に気になるものがあり、明るい気分にはなれないのが正直な印象です。

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  • 1月20日ロンドンタイムショートコメント(1/20)
  • なんとも頼りない政権の船出~バイデンはいつまでもつのか(1/20)
  • 1月19日ロンドンタイムショートコメント(1/19)
  • 民主党ブルーウエーブは本当に株価が躍進するのかという大いなる疑問(1/19)
  • 1月18日ロンドンタイムショートコメント(1/18)
  • 1月第三週相場分析(1/18)
  • 1月15日ロンドンタイムショートコメント(1/15)
  • ブルーウエイブでバイデンの政策は完全なバラまきへ~ドル円は果たしてドル高か円高か(1/15)
  • 1月14日ロンドンタイムショートコメント(1/14)
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image by:Nuno21 / Shutterstock.com

今市太郎の戦略的FX投資』(2021年1月20日号)より抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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