貯金をしてもろくに利息がつかない今の時代、貯金をしていれば安心という”貯金信仰”は捨てるべきです。今回のコロナウイルスのような災いはいつ起きるかわかりません。投資こそが災害やインフレへのリスクヘッジになるのです。(『教育貧困にならないために』川畑明美)
ファイナンシャルプランナー。2人の子どもと夫婦の4人暮らし。子育てをしながらフルタイムで働く傍ら、投資信託の積立投資で2,000万円の資産を構築。2013年にファイナンシャルプランナー資格を取得。雑誌を中心に執筆活動を行う一方、積立投資の選び方と積立設定までをマンツーマンで教える家計のコーチング・サービスを展開している。
「投資=悪いこと」と思ってない?
「投資=悪いこと」といった考え方を持っている方います。
特に親族に失敗してお金を減らした経験のある方がいると、そう思うのかもしれません。また投資詐欺でお金を失った話を聞き、警戒心から投資に消極的な方も珍しくないようです。
そのような方たちの多くは、貯金していれば安心という「貯金信仰」が根強く残っていると感じます。貯金でしたら、お金を減らすことはないと考えているのかもしれません。
長く不景気が続いているように見える日本経済ですが、モノの値段は確実に上がっています。
先日、当メルマガでも話題にした卵は、1年で28円値上がりしていますし、お菓子やおにぎりも価格は同じでも内容量が少なくなっているので、実質的には値上げになっています。
「預貯金は安心」という古い時代の呪縛を手放して、リスクを取った人だけがお金持ちになるのです。
この格差は、大きく進んでいます。
投資は災害へのリスクヘッジになる
「投資は怖い」というイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、仕組みさえ理解できればリスクはある程度回避できます。
コロナ禍のような災いやインフレに対し、リスクを分散することができるのが投資なんです。
今は実態経済はよくありませんが、日経平均株価は高値更新を続けています。
5年前の日経平均株価をご存じですか? 5年前の2016年1月4日の日経平均株価の終値は、1万8,450円です。それが現在は3万円近辺で推移しています。
5年間で1万円以上も値上がりしているのです。5年前に日経平均に連動する投資信託を購入されていれば、大きく増えているはずです。
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リスクを取って投資する人がお金持ちになれる
リスクを取った人と、怖がってリスクを取らなかった人。両者の格差がひらいています。
もしコロナ禍で収入を減らしていれば、投資をしていた人と投資しなかった人の家計の格差は大きく違っています。
我が家も主人の労働収入は減りましたが、投資の利益で補填できています。投資は、災害やインフレへのリスクヘッジになるのです。
『教育貧困にならないために』(2021年2月3日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
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