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「貯金だけ」こそ危険。投資しない人を襲う“3つのリスク”で老後貧困まっしぐら=川畑明美

投資に不安を抱く気持ちもわかりますが、逆に投資をしないことで起こる「3つのリスク」をご存知でしょうか?もはや預貯金だけでは生活を守れない時代です。(『教育貧困にならないために』川畑明美)

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プロフィール:川畑明美(かわばた あけみ)
ファイナンシャルプランナー。2人の子どもと夫婦の4人暮らし。子育てをしながらフルタイムで働く傍ら、投資信託の積立投資で2,000万円の資産を構築。2013年にファイナンシャルプランナー資格を取得。雑誌を中心に執筆活動を行う一方、積立投資の選び方と積立設定までをマンツーマンで教える家計のコーチング・サービスを展開している。

もはや投資しないことがリスク

投資をしないことで起こる3つのリスクをご存じでしょうか。下記のリスクが考えられます。

・貯蓄リスク
低金利の預貯金では、お金が貯まるまでに長い時間がかかります(お金が増えません)。

・長生きリスク
老後が長くなっていますので、資産寿命の方が短くなってしまうリスクです。

・インフレリスク
預貯金の金利は物価の上昇よりも低いので、預金だけでは目減りしてしまいます(お金の価値が減ります)。

預貯金だけでは、この3つのリスクを回避することができないのです。

投資はギャンブルではない。リスクをしっかりコントロールすること

ただし、何も考えずに投資をするのでは、逆にお金を減らしてしまいます。

投資にはリスクが伴いますが、「当たる」か「当たらないか」というギャンブルとは違います。リスクはコントロールできるからです。

リスクをコントロールするには、欲張り過ぎず、慌てず、焦らず、なるべく手間をかけなくても少しずつリターンが増える仕組みを作ることです。

その仕組みを作るには、まずご自身の家計をよく調べることです。

Next: 「いくら投資に回したらいい?」まずは人生の必要経費を書き出すこと



投資額は、人生に必要なお金を書き出してから決める

ファイナンシャル・プランナーの私は、「いくら投資に回したらいいのかわからない」というご質問をよくいただきます。

でも、相談にいらっしゃる前に、年間の収支の差を調べていなかったり、預貯金がどのくらいあるのかを把握していない方が多いのです。

アドバイスを求めるにしても、材料がなければ何もできません。安全資産である預貯金がどのくらいあるのかを調べていただき、毎月の収入から貯蓄に回せる金額を割り出すための収支をまとめたものが、簡単でも良いので必要になります。

そして、今後のライフイベントで必要になる資金を洗い出し、預貯金で準備するのか、投資を取り入れるのかを考えます。

ライフイベントは、家族構成とご年齢がわかればアドバイス可能です。投資は、リスクをコントロールすることで、損失をある程度回避しながら利益を狙うこともできるのです。

まずは、家計の状況を調べることから始めましょう。

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image by:icosha / Shutterstock.com

教育貧困にならないために』(2021年5月21日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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