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株価急落で投資を止める人が続出。衰退確実な日本で弱気相場から逃げ出した人を待ち受ける悲惨な末路=まーしー

今年のような株価急落によって、株式投資から一切手を引く人が続出しています。しかく将来、衰退することが確実な日本で生きるためには、投資をする不安より、投資をしない不安のほうが大きいと思います。『まーしーによる米国株投資で億のほそ道』)

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※本記事は有料メルマガ『『まーしーによる米国株投資で億のほそ道』2022年10月30日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:まーしー@米国株投資家
大人気Twitter「まーしー@米国株投資家」の発信者。Twitterフォロワー数は53,000人。著書である「33歳で年収300万円台でも 米国株投資で爆速1億円 」で米国株投資人気に火をつける。有料メルマガ『まーしーによる米国株投資で億のほそ道』では、個別株投資家向けの爆益狙いの投資情報を現在進行系で配信中。

41%の米国人は株式投資をしていない

WSJによると、ギャラップが今春実施した調査で、41%の米国人が株式市場に一切投資していないと答えました。そのうち世帯年収が4万ドル(執筆時の為替レートで約670万円)未満の人の75%が投資を全くしていないと答えています。

日本で住む私たちにとって、世帯年収670万円は平均以上となります。しかし米国では年収4万ドル未満では、日々の生活だけで手が回らなくなり、投資のために資金を捻出できないようです。

一方で世帯年収が10万ドル以上でも、11%は株に一切投資していないとのことです。彼らは一切投資を行わなかったおかげで、高インフレ化の金融環境が不安定ななかでも金融資産を減らすことなく乗り切ろうとしています。

日本人の株式投資割合は10~20%

まず私が驚いたのが59%もの割合で、株式市場に参加している人がいるということ。日本は依然として資産運用に保守的であり、統計によって数値は違うものの、約10~20%が株式を保有しているとの推計があります。米国が豊かな理由の一つが、このように株式の流動性が圧倒的であることだと考えられます。

しかしながら保守的な日本同様に、米国でも41%の方は株価の変動に耐えられないからと、一切株式を保有していないということですが、同記事で紹介されたある米国人は「いつも日々の取引で疲弊している」とし「上下の激しい波があるよりも、常に何がしかの普通の幸せがある方がいい」と述べています。

Next: 弱気相場に入ると投資の有無に関わらず、国民全員の幸福度が下がる



弱気相場で国民全員の幸福度が下がる

1960年から2007年のデータを使用した調査では、株式市場のリターンが低い年を間近に経験した人ほど、その後の投資意欲が低いことが明らかになったそうです。また、長期保有を目指して、何十年も売買する必要がないような優良株で運用している投資家ですら、最近の株価急落に動揺しているようです。

その他英国の研究によると、株価が半年から1年の間に下落すればするほど、投資家も非投資家も、一様にその後の精神的な幸福度が低下していました。カリフォルニアの2人の金融学教授による研究では、株価が下落した日には、不安やうつなどの精神的な症状による入院件数が全米で微増していたことが明らかになったとのことです。

投資をしない未来の生活の方が不安

私自身も株価の急落は苦手です。リスク許容度内でしか資産運用をしていませんが、それでも数千万円もの資産変動を目にすることに不安を覚えない日はありません。

けれど、それ以上に株式資産からのリターンがなければ未来の生活に不安を覚えます。

もし株式のようなリスク資産を保有していなければ、2022年のように急激に金融資産を減らすことはありませんでした。しかし同記事で述べていた米国人のように「上下の激しい波があるよりも、常に何がしかの普通の幸せがある方がいい」とは思えません。

そもそも普通の幸せという概念は難しいです。人それぞれ基準が異なりますし、生活する国によっても違うでしょう。私の感覚では「上下の激しい波」がない生活を日本で送ることによって「普通の幸せ」を手に入れることは困難だと感じています。

Next: 衰退確実の日本で生き抜くためには弱気相場からは逃げないこと



衰退確実の日本で生き抜く方法

日本は衰退国家です。人口動態統計からみても、この先先進国レベルを維持すること自体が難しいように思います。

FRBによる金融政策がインフレに影響を与えるまでに時間が必要なように、日本の衰退は今スグ始まるわけではありません。現に多くの国民は今日と同じような明日がくると安心して日々を暮らしています。けれどその日は確実にきます。いつの日かFRBがインフレを退治できるように。

来ると分かっていることを座して待つのは性に合いません。だから私は今年の株価急落を経ても、株式投資が嫌になることや、しなければ良かったとは全くこれっぽっちも思いません。いつか来るその日に備える意味でも、弱気相場とは真正面から向き合っていきます。

読者のみなさまは、現在も株式投資から逃げず、辛抱強くリスク資産を保有している勇気ある方々かと存じます。次の強気相場で我々が圧勝するのは「運」ではありません。この先の長く暗い日本を生き抜けるのは努力あってのことです。

今日の「辛抱」がそれを叶えるのだと信じています──

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image by:Creativa Images / Shutterstock.com

まーしーによる米国株投資で億のほそ道』(2022年10月30日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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