どうすれば交渉に勝てるのか。実は交渉というものは非常にシンプルで、たったひとつのことを心がけるだけで、友好的に、自分が得たい条件を得ることが可能になります。(『決算が読めるようになるノート』シバタナオキ)
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相手を黙らせれば勝ちなのか? 交渉の勝利条件と勝ち方を解説
人生は「交渉」だらけ
今日の記事は、あらゆるビジネスマン・ビジネスウーマンに役立つお話かもしれないので、ぜひご一読いただければと思います。
先日あるスタートアップにアドバイスを求められて話をしていたところ、「どうすれば交渉に勝てるのか」という話になりました。
私なりの経験に基づいてアドバイスをしたところ、とても感謝されたので、皆さんにもご紹介したいと思います。
具体的な交渉の勝ち方に入る前に、皆さんの具体的な生活で起こりうる交渉について、いくつか最初に事例を見ておきましょう。
恋愛における交渉
恋愛というのは多くの人が体験する交渉のひとつだと思います。
あなたはある異性とお付き合いをしたいと思っていたとして、その人にお付き合いをしてもらえるかどうかという交渉は、必ずする必要があるでしょう。
あなたが好意を持っているのであれば、この交渉に勝ちたいと思うのは当然です。
就職活動・転職活動における交渉
就職活動や転職活動というのも、交渉の典型的な例です。
あなたが入社したいと思っている会社からオファーを得る、というプロセスも、立派な交渉のひとつです。
そしてこの場合は、単にオファーを得るだけではなく、出来るだけ自分に有利なオファーを獲得したいと思う人が多いのではないでしょうか。
資金調達における交渉
スタートアップにおける資金調達というのも、交渉の典型的な例です。
投資をしてほしいスタートアップと、投資を検討する投資家の間で、バリュエーションや持分比率などが交渉されることになります。
スタートアップ側の交渉力が強ければ、スタートアップに有利な条件になりますし、逆に投資家側の交渉力が強ければ、スタートアップは投資家の言う条件を飲まざるを得ません。
Next: 「交渉に勝つ」とはどんな状況?/最初にハイボールを投げるのは愚策
交渉に「勝つ」ということの意味・ゴール
始めに、「交渉に勝つ」というのはどういった状況なのか、というのを誤解している人が多いようなので、まずはこの話をしたいと思います。
交渉に勝つというのは、相手をこてんぱんにやっつけることでしょうか? おそらく違いますよね。
交渉に勝つというのは、最終的には
・相手と「友好的」に握手をすること
・友好的でありながらも自分に有利な条件をできるだけ得ること
の2つに尽きるのではないでしょうか。
交渉相手とは、交渉後も何らかの関係を続ける場合が多いので、友好的であるのはとても重要だと思いますし、とは言え、利害関係が相反する場合は、自分に有利な条件を出来るだけ得たいと考えるのは自然なことです。
「ハイボールを投げる」のが最適?
多くの人が、交渉する際に、相手が絶対飲めないような「ハイボール」を投げるケースをよく見かけます。
これは正しい戦略なのでしょうか。
私の考えでは、あまり正しい戦略とは思えません。
もちろん多少はハイボールを投げるというケースもあって良いかと思いますが、あまりにも相手の許容できる範囲からかけ離れたポイントからスタートすると、お互い戦闘モードになりやすく、建設的な交渉にはならないのではないでしょうか。
世の中にはたくさんのネゴシエーションに関する本が出ており、私も何冊か読んだことがありますが、個人的な経験則では、交渉というのは非常にシンプルで、たったひとつのことを心がけるだけで、友好的に、自分が得たい条件を得ることが可能になります。
この記事では、その方法をとてもシンプルに説明して、いくつかの具体例と合わせて紹介したいと思います。
この記事は、交渉に強くなりたいと思っている方、今まで交渉なんか全く意識したことがないという方、交渉には勝ちたいけれどもできるだけ平和的に交渉を終えたいと思っている方に、お薦めの内容になっています。
Next: 相手よりも多くの選択肢を持っている限り、交渉に負けることはありえない
交渉で負けないたった1つのコツ=選択肢を相手よりも多く持つこと
最初に結論を書いてしまうと、交渉に勝つためのたったひとつのコツ、というのは「相手よりも多くの選択肢を持つ」ことです。
相手よりも多くの選択肢を持っている限り、交渉に負けることはほぼありません。
いくつか具体的な例でお話ししてみたいと思います。
恋愛における交渉で勝つ方法
就職活動・転職活動における交渉で勝つ方法
資金調達における交渉で勝つ方法
多くの人が交渉で犯す間違い=●●
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『決算が読めるようになるノート』 2020年2月5日号『あらゆる「交渉」で絶対に負けないたった1つのコツ』より抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
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