新型肺炎の拡大が止まらない。韓国でも大混乱に陥っているが、状況は他国とは少し違うようだ。今回は韓国の民度がわかる5つのニュースを紹介したい。(『2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)』)
※本記事は、『2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)』2020年2月16日号の抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。
「コロナの感染者だが、そこで食事をした」韓国国内は大混乱へ
拡散止まらぬ「武漢肺炎」
今回のメルマガも引き続き、世界的に流行している新型コロナウイルス「武漢肺炎」の影響について見ていく。
最初に述べておくが、私はWHO(世界保健機関)が付けた新型コロナウイルスの名称「COVID-19」は用いない。発生源が武漢なのを隠すようなことをして、中国のせいではないような印象操作には付き合いたくないからだ。
では、まずはこの1週間の動きを見ていこう。
2月11日:感染者数4万2,638人。死亡者数1,016人。クルーズ船の感染者167人。
2月12日:感染者数は不明。死亡者数1,110人 WHO「新型コロナウイルスを「COVID-19」と命名して中国に忖度。クルーズ船の感染者が174人。政府チャーター機で帰国した2人が発症。入国拒否を浙江省にも拡大へ。
2月13日:感染者5万9,841人。感染者の4万8,206人は中国の湖北省のみ。死亡者数1,358人。日本国内感染者203人(174人はクルーズ船)。免疫細胞に感染するというデータが出る。
2月14日:感染者数6万3,851人。死亡者数1,380人。中国の専門家「感染のピークは今月中旬か下旬で、流行は4月まで続く」と予測。感染が軽い患者ならウイルスが最も排出されやすいのは発症から3〜4日。
2月15日:感染者数6万6,492人。死亡者数1,523人。日本政府、新型ウイルスで業績悪化した中小企業に緊急貸し付け(5000億円)。カンボジアのクルーズ船「ウエステルダム」で乗客感染確認。
2月16日:感染者数6万8,500人。死亡者数1,665人。クルーズ船、新たに70人感染で355人へ。中国以外の感染者は693人。
残念ながら感染者数、死亡者数は公式発表だけでも悪化の一途をたどっている。また、クルーズ船の感染者がさらに70人増加して355人となった。
韓国国内も大混乱中?
このように拡大の一途をたどっている新型コロナウイルス「武漢肺炎」の影響は様々な国や地域に及んでいる。
この中で韓国の民度がわかるニュースを今回はいくつか紹介しよう。
1. 新型コロナウイルスで新手の詐欺
2. 韓国政府、クルーズ船「早期下船する場合、わが国民が優先的に考慮されるよう」日本との協議に注力
3. 救護品、韓国の方が多く送ったのに……中国、日本だけに「感動」で不満
4. 武漢肺炎「中国産キムチを食べたり、感染者と目を合わせるだけでも感染」韓国で広がる噂に専門家が警笛
5. パリで地下鉄に乗ったら韓国人の周りに誰も座らなかった……「人種差別、ヘイトだ」
どれも香ばしい内容だが、武漢肺炎で韓国人が取った行動、または取られた行動ということになる。ひとつひとつ解説しよう。
Next: 「コロナの感染者だが、そこで食事をした」武漢肺炎に振り回される韓国
「コロナの感染者だが、そこで食事をした」
例えば、(1)の「新型コロナウイルスの新手の詐欺」は日本でもあるかもしれないので注意したい。やっていることは振り込め詐欺と似た手口だ。
自分が武漢肺炎の感染者で、ある店に電話して「そこで食事をした」と嘘をいい、保健所にばらされたくなければ金を出せと脅迫。
韓国では感染者は30人程度だったと思うので、普通は引っかからないが、店としては評判に関わる深刻な問題である。
※参考:https://www.nocutnews.co.kr/news/5287737
「クルーズ船からの下船は韓国人を最優先に」
2つ目は、横浜港周辺に停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」に韓国人乗客も乗っているようだが、それに関することだ。
韓国政府が、「下船する場合、わが国民の下船を最優先に考慮しろ」と言っている。
なぜ日本がそれを考慮する必要があるのかは一切不明だ。
※参考:クルーズ船の韓国人乗客下船 日本側との協議に注力=韓国政府 – 聯合ニュース(2020年2月14日配信)
「韓国がいちばん多くのマスクを中国に送った」
3つ目は韓国メディアだ。
マスクなどの救護品を中国にもっとも多く送ったのは韓国なのに、日本だけ特別に感謝されて、韓国は他国と同じ扱いだという。
※参考:救護品、韓国のほうが多く送ったのに…中国、日本だけに「感動」と言った理由 – 中央日報(2020年2月6日配信)
しかし、このマスクの贈った枚数がまた怪しい。300万枚を送ると言いながら、実は150万枚だったりと嘘だらけなのだ。しかも、集めたのは韓国政府ではなく民間組織であって、韓国政府は運んだだけに過ぎない。
「中国産キムチを食べたり、感染者と目を合わせるだけでも感染」との噂が蔓延
4つ目も滅茶苦茶だ。武漢肺炎は中国産キムチを食べたり、感染者と目を合わせるだけで感染するという根も葉もない噂が飛び交っているという。
※参考:中国産キムチから新型肺炎に感染? 韓国で広がる”噂”に専門家が警笛 – wowKora(2020年1月29日)
目を合わせるだけで感染していたら、今頃、日本中は大パニックである。
Next: 「韓国人の周りに誰も座らない」韓国メディアの報道も迷走中
「韓国人の周りに誰も座らない」
5つ目は、パリの地下鉄で韓国人の自分が乗ったら、周りには誰も座らなかったので、「ヘイトだ」「人種差別だ」というものだ。
※参考:「パリで地下鉄に乗ったら韓国人の周りに誰も座らなかった」- 朝鮮日報(2020年2月16日配信)
今の欧州では、アジア人は皆、中国人と同じ扱いにされている。だから、これが日本人でも同じだろう。平時ならまだしも、今のような状況では致し方ない。
それを、避けられたことで「人種差別」と言い出すのは韓国人だけである。
韓国メディアの報道も迷走中
どれも信じられないかもしれないが、実際、韓国メディアが伝えたニュースである。そして、この5つだけでも韓国人の民度がよくわかる。
プライドだけは高い自己中心的。周りの目を気にするあまり、すぐ差別と言い出す本当の差別主義者といったところか。
日本でも似たようなことを言っている政治家が野党にいたような気がする。
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- 404回「新型コロナウイルス【武漢肺炎】でわかる韓国人の民度」(2/16)
- 403回「武漢肺炎で危機的な韓国製造業。国内の工場中断。中国への輸出も激減」(2/9)
- 402回「武漢肺炎で韓国市場の売りが加速!?ついに1200ウォン目前の危機へ」(2/2)
※本記事は、『2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)』2020年2月16日号の抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。
『2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)』(2020年2月16日号)より一部抜粋・再構成
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
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数年ごとに起きるデフォルト危機。世界経済が後退すれば、投資家が真っ先に資金を引き揚げていく新興国市場。輸出依存が96%という恐ろしい経済構造。ヘッジファンドに玩具にされる韓国市場。中国の属国化へと突き進む2014年。並行してスタグフに悩まされる現実。そして、1100兆ウォンを超え、雪だるま式に膨らむ家計債務の恐るべき実態。経済の問題点とは何なのか?なぜ、また、第四次経済危機が迫っているといえるのか。それは読めばわかる!投資、ビジネス、教養、雑談ネタにも最適な、最も韓国経済の実情を知ることが出来るメルマガ。