仕手株の「煽り屋」との評もある著名トレーダーの助言を聞き、全財産をほぼ失ったという株式投資新人からの報告を紹介したい。最近上場廃止になり、事件化も必至と見られる「Nuts」銘柄で完全に嵌め込まれたという。(『アクセスジャーナル・メルマガ版』山岡俊介)
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プロフィール:山岡俊介(やまおか しゅんすけ)
1959年生まれ、愛媛県出身。神奈川大学法学部卒。零細編集プロダクションに2年半在籍し、29歳で独立。91年『週刊大衆』の専属記者を務めながら『噂の真相』『財界展望』などを中心に記事執筆。主な著書に『誰も書かなかったアムウェイ』『アムウェイ商法を告発する』(以上、あっぷる出版社)、『銀バエ実録武富士盗聴事件』(創出版)、『福島第一原発潜入記 高濃度汚染現場と作業員の真実』(双葉社)など。
「Nutsの株価が上がらなければ脱ぐ」投資ビギナーを“誘惑”
仕手筋の「売り逃げ」に協力?
本紙では、もはや仕手株のただの「煽り屋」との評もあるとして、仕手銘柄を取り上げる際、彼女の名が出ていれば適時、報じて注意を呼びかけるようにしているものの、いちおう著名な株式トレーダーともいわれる「ウルフ村田」。
そういうわけで、仕手株の「煽り屋」としては知っていたが、今回、ただ煽るだけでなく、仕手筋の売り逃げに協力してのことではないか?「損切りした方がいいのではないでしょうか?」と相談する株投資の新人に対し、「再度上がるから」などといって、損切りをさせないように“指導”していたことがわかったので報じる。
この銘柄は「Nuts」。
本紙では17年11月、ウルフ村田はインサイダー情報を得ているのではないかとの記事を書いたこともある銘柄だ。
このウルフ村田、余りに露骨な煽り行為に、もはやある程度以上の株投資経験を積んだ者は見向きしないので、最近は株式投資の素人にターゲットを絞っているようだ。
ネット上での大々的な宣伝、それに東大卒などの肩書が効いてか、新人のなかには彼女のツイッター情報などを参考にするだけでなく、彼女のセミナー、その後のオフ会にも参加したり、「月刊ウルフ」に入会し、結果、ある意味、“洗脳”され忠実に株式投資をするだけになおさら問題は深刻ともいえる。
それでも「騙される方が悪い」との見方もあることはわかるが、“授業料”まで取っておいて、仕手株に嵌め込むのが事実であれば、それはもはや犯罪といってもいいのではないだろうか。
Next: 損切りを阻止か。上がらなかったら「全裸になる」
上がらなかったら「全裸になる」
以下は、つい最近上場廃止になり、事件化も必至と見られる「Nuts」銘柄で完全に嵌め込まれ、全財産をほぼ失ったという株式投資新人からの報告だ。<中略>
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・ジャパンライフ元会長逮捕――なぜ、この時期か? 深い政官との癒着
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2003年12月2日、世界有数の億万長者、「武富士」会長(当時)・武井保雄を塀の中に追いやったジャーナリスト・山岡俊介が、政・官・財を始めとするあらゆる“悪”に鋭く切り込みます。