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バイデン勝利を祈る韓国・文政権、トランプ再選で訪れる3つの悪夢

韓国経済にとってはトランプ大統領か、バイデン候補か。どちらが勝つ方が有利になるかを考察したい。結論を述べると、韓国が望むのは「バイデン大統領」だ。(『2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)』)

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※本記事は、『2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)』2020年11月1日号の抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。

バイデン息子のスキャンダルで形勢は不明へ

今回の韓国経済メルマガは、11月3日に迫ったアメリカ大統領選挙前ということで、結果が韓国に与える影響について解説したい。

もちろん、多くの読者様が気にしているのはトランプ大統領か、バイデン候補のどちらが勝つのかということだろう。残念ながら、バイデン氏の息子、ハンター氏のハードディスクの酷い中身が公開されたことで、一気に情勢はわからなくなった。

「バイデン氏の勝利が89%」と報道する米メディアもいるが、4年前には実際、ヒラリー氏の圧勝と言われて負けた。

さらに、トランプ大統領が猛追しているというメディアもあり、支持率で逆転したという報道もある。郵便投票を先に済ませた有権者が投票先を変更したいようで、そのような検索が増えているとか、いろいろと情報は錯綜している。

私は、ハンター・バイデン氏のハードディスクの内容を知る限りでは、バイデン氏はあり得ないと考えている。息子をまともに育てることもできない親が、大統領になるなんておかしいと判断されるだろう。あれを擁護できる親などいない。バイデン氏に投票するということは、それを認めてしまうことにもなるのだ。

過去、黒歴史といわれた民主党に入れて後悔した日本人も多いと思うが、あれの比ではない。バイデン勝利となれば、アメリカで前代未聞の黒歴史が生まれるという見方もある。

前置きが長くなったが、どちらが当選するかを予想することは難しい。

そこで、韓国経済にとってはトランプ大統領か、それともバイデン候補か。どちらが勝つ方が有利になるかを考察したいと思う。

韓国は「バイデン勝利」を望んでいる

結論から先に述べると、韓国が大統領になって欲しいのは「バイデン候補」だ。その理由として、次の3つが挙げられる。

1.中国との関係悪化が改善される(ファーウェイ制裁が弱まる可能性)

2.在韓米軍駐在費の交渉で米国が妥協する可能性

3.トランプ大統領は韓国が嫌い

大きく分けて、この3つだ。(3)はそのままの意味だが、まずは(1)から説明していこう。

Next: 風当たりが弱まる?韓国が大統領になって欲しいのは「バイデン」



1. 中国との関係悪化が改善される(ファーフェイ制裁が弱まる可能性)

トランプ大統領は対中制裁を一環して行い、新型コロナウイルスを武漢ウイルスなどと非難して、ファーウェイ排除にも踏み切った。対中圧力は強い。

もちろん、これはアメリカ議会もそうなので、トランプ大統領だけが中国に怒りを覚えているわけではない。だから、バイデン氏が勝っても中国への圧力は継続されるが、一部、弱まる可能性がある。

なにしろ、ハンター氏のハードディスクには中国との深い関係も暴露されている。ハンター氏は中国のスパイとつながってアメリカの情報を売って金儲けをしていることのわかる肉声録音もあるという。つまり、ハニートラップにひっかかっている。中国にいろいろと、息子のことで動かぬ証拠を握られている可能性がかなり高い。

仮にバイデン氏が勝てば、そこを突かれて対中制裁の一部が弱まることが想定されるだろう。バイデン氏の息子が持っていて、中国のスパイが記録していないなんてことはまずない。つまり、裏で中国にアメリカが事実的に操られる。大統領を続けたいなら傀儡になれと脅迫される恐れは十分に考えられる。

この時点でバイデン氏が大統領になるのは危険だが、アメリカのメディアやフェイスブック、ツイッターなどは、すでに中国の工作機関のような検閲を行っている。バイデン氏に不利な報道や批判をまったくしない。公平性も何もない。トランプ大統領を下ろせれば何でも良いらしい。報道しない自由を振りかざす。

これがトランプ大統領の息子に起きたスキャンダルであれば、大々的に毎日のように報道していただろう。ロシアやウクライナ疑惑のように。

このような事情もあって、バイデン氏が勝てば、中国の制裁は緩和されるかもしれない。韓国にとっては追い風だ。特にファーウェイ排除が消えたら、サムスン電子やSKハイニックスなどは半導体をファーウェイに販売することができる。

2. 在韓米軍駐在費の交渉で米国が妥協する可能性

さらに、バイデン氏が勝てば、在韓米軍駐在費交渉で韓国側への圧力が弱まる可能性がある。

「米軍駐在費として50億ドルを払え」とトランプ大統領は述べているが、バイデン氏がどうするかはわからない。そういう情報はまったく入ってこないのだ。

一応、バイデン氏は安倍前総理が退任するときにメッセージを出していたので、日本との関係はそこまで悪化はしないと思われるが、韓国に対してどう振る舞うかは未知数だ。

ただ、トランプ大統領よりは甘いだろう。30億ドルぐらいで手を打つかもしれない。

Next: トランプ大統領の韓国嫌いは明白。韓国経済はバイデン勝利を切望



3. トランプ大統領は韓国が嫌い

この理由については説明するまでもないだろう。トランプ大統領は韓国が嫌いである。

それは、一度だけ訪韓したときに、元慰安婦ですらない婆さんに抱きつかれたり、文在寅大統領のサプライズに付き合わされた過去から明らかだ。あれで韓国が好きになるわけはない。

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以上、韓国経済にとってはバイデン氏が当選するほうが有利ではある。今ごろ、文在寅大統領は祈っているんじゃないだろうか。バイデン氏に勝ってもらうために。

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image by:Alex Gakos / Shutterstock.com

2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)』(2020年11月1日号)より一部抜粋・再構成
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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数年ごとに起きるデフォルト危機。世界経済が後退すれば、投資家が真っ先に資金を引き揚げていく新興国市場。輸出依存が96%という恐ろしい経済構造。ヘッジファンドに玩具にされる韓国市場。中国の属国化へと突き進む2014年。並行してスタグフに悩まされる現実。そして、1100兆ウォンを超え、雪だるま式に膨らむ家計債務の恐るべき実態。経済の問題点とは何なのか?なぜ、また、第四次経済危機が迫っているといえるのか。それは読めばわかる!投資、ビジネス、教養、雑談ネタにも最適な、最も韓国経済の実情を知ることが出来るメルマガ。

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