ビジネスで日々使うメールの基本的なマナーを、手とり足とり教えてくれる人気メルマガ『仕事美人のメール作法』。新年度を間近に控えた今回は、メルマガの過去の人気記事から、「人事異動に伴う就任の挨拶」「社名変更のお知らせ」「事業所移転のお知らせ」といった、“この時期ならではのメール”の文例案と注意すべき点を、一挙に紹介しちゃいましょう!
人事異動に伴う就任あいさつ
移転に伴う住所変更のお知らせ
合併などに伴う社名変更のお知らせ
事業内容や組織の変更のお知らせ・業務廃止の通知
支店や営業の開設のお知らせ
人事異動に伴う就任あいさつ
今回は、新年度ならではと言いますか、新年度の“変化”に伴い、やりとりが想定されるメール文をご紹介します。
まずは人事異動に伴う「就任あいさつ」の文例です。
○○株式会社
佐藤一郎様いつもお世話になっております。
このたび、本社△△部の部長に任命されましたことを
ご通知申しあげます。当支店☆☆部副部長の鈴木太郎が
4月1日から当支店長に就任いたしますので
併せてお知らせいたします。これまでのご支援とご協力に心から感謝申しあげますと共に
新支店長の鈴木にも従来と変わらぬご高誼を賜りますよう
お願い申しあげます。まずはご挨拶かたがたお知らせまで
本来は対面、それがかなわないときは書面であいさつ」を行うのが正式な方法ですが、最近では遠方の相手や「取り急ぎ」という場合に、メールでの連絡も少なくないようです。
上記の文例では、自分の本社異動に伴い、後任(支店長)の紹介も併せて書いています。
客先に対し、後任者がいきなり挨拶メールを送るよりも、このように「次に繋げる」配慮をしておくと、後任者もスムーズなやり取りができるのではないでしょうか。
「ご高誼(こうぎ)」とは、なみなみならぬよしみという意味。相手から受けた好意に感謝するときに用いる表現です。
しかし、同じ読みでも「交誼」は、友人としての親しいつきあいという意味になり、目上の相手や客先に使うのは失礼になるので注意しましょう。