6歳以降の教育はムダ?子どもの「器」を大きくする方法とは

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我が子がどのように育っていくか、それは親の教育次第です。しかし、誰だって親になるのは初めてだから、いつどのように教育すればいいのかなんて分からないのが正直な話。親になれば必ず誰もが抱くこの疑問が、メルマガ『高城未来研究所「Future Report」』のQ&Aコーナーで取り上げられています。

理想の教育方針とは?

Question

shitumonいつも楽しく拝見しています。初めて質問させて頂きます。37才男性、7月に子供が生まれたばかりです。幼児教育について質問させてください。

あるサイトで子供の脳就学前にはハードとしての性能がほぼ決まり、その後どのようなソフト(教育、学問)を入れてもその処理は就学前の段階に出来上がったハードの性能によってしまう、との意見を見ました。

三つ子の魂百まで、とも通ずる意見です。それが本当だとすると就学前の教育がもっとも大切で、そこさえしっかりとしていればあとは子供自身に任せておけば興味のあるものを勝手に見つけ勝手に勉強していくのかな、とも思います。

ただ具体的にどのような教育をすればいいのか、色々と調べてもイマイチ良い方法がありません。

高城さんにもし生まれたばかりの子供がいたら、どのような教育を施されますか? もし可能であれば最新の幼児教育理論と絡めてお答え頂けると嬉しいです。

よろしくお願いします。

 

高城剛さんの回答

最近、同じようなご質問を数多く頂戴します。日本の現状を冷静に鑑み、子供達の未来を憂うような出来事が多く起きているからかもしれませんし、また、若年層の「殺し合い」も著しく目立ちます。

さて、人間には「」がある、とよく言われます。もし、その「」が経験から広がるものだとしたら、子供が小さいうちに、できるだけ多くの経験を共にすることを僕は心がけたいと思います。

経験とは、身体が必ず伴います。僕は頻繁に頭の問題身体で解決する、とお話しいたしますが、勉強法幼児教育理論同じだと考えています。できる限り身体を動かし、そして物理空間を広げ、経験を共にしながら緊張を共有すれば、使ってない頭はよく働き「」が大きくなるのは、経験則的にも周囲を見ても理解できます。

僕は小学生の甥っ子に英語の単語や熟語を教える際に、外でアクション付きで教えています。そうすると、頭では単語を忘れても身体が覚えていますので、言葉通り「身につく」のです。

環境が人を育てるとはいいますが、その環境とは親が物理空間を広げてあげられるかどうかが大切のように思います。その上、この話は子供に限らないと僕は考えています。

image by: Shutterstock

 

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takashiro-140x190 『高城未来研究所「Future Report」』
著者:高城 剛
1964 年生まれ。現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。毎週2通に渡るメルマガは、注目ガジェットや海外移 住のヒント、マクロビの始め方や読者の質問に懇切丁寧に答えるQ&Aコーナーなど「今知りたいこと」を網羅する。
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