民間人もお構いなし。プーチン流「恐ろしい空爆」に米メディアは?

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シリアのIS退治に勢いづくプーチン大統領ですが、米メディアはそんなロシアの空爆映像を見て驚いているそうです。「アメリカは今まで何をやっていたのか」と。『メルマガ「ニューヨークの遊び方」』の著者・りばてぃさんは、手段を選ばないプーチン流の「恐ろしい空爆」戦略を紹介しています。

本当に怖いプーチンさん

他にもいろいろと、日本国内では、ほとんど報じられてなさそうな関連情報は、世界各国(特にヨーロッパ諸国)で、今、まさに大量に報じられている。

気になる方は、”isis news“で検索してみると、すぐに分かるはずだ。

イギリスのデイリーメール紙には、”isis news”というコーナーもある。

〔ご参考〕●isis news

でも、たぶん、その大半は、日本国内では報じられていない。あるいは、報じられていても、上述のように、まったく別の話になってたりするから厄介だ。

中でも、特に重要なのが、ロシアが「イスラム国」の資金源としている原油の密輸に関連した施設や車両を空爆で潰しにかかってるというニュースだろう。

これには、公開された映像を見て、アメリカのメディアも驚いた。

なにしろ、原油を密輸するトラックが、まったく空爆を警戒せずに、整列して並んでいるのだ。

「はぁ? あれ? アメリカがずっと空爆してたんじゃないの?何やってたの?」となった。

そりゃそうだ。

いくら戦闘員を倒したところで、資金源を断たずに、どうやって「イスラム国」を弱体化させるというのだ。

小学生が考えたって分かることだ。

でも、アメリカというか、オバマ政権は、これまでずっと、武器を持たない相手は攻撃しないという方針を続けてきたため、「イスラム国」の資金源になってる原油の密輸に関わる施設や車両などを攻撃してこなかったらしい。

まぁ、そりゃ、原油の密輸に関わってるのは、武装したイスラム国の兵士だけじゃなくて、民間人も含まれるだろうけど、それって本当に民間人なのか?

机上の空論的な人権保護の考え方のせいで、より大きな人権や、人命が失われる結果になっていたのだとしたら、オバマ政権の責任は重大だ。

その一方で、ロシアのプーチンさんの行動力や判断力の優れっぷりは、今回の一件で、一際、際立って見える。

以前から、ネット上で「おそロシア」を検索すると、「軍人恩給が少ないから増やして欲しい」と、軍人恩給に関する文書をプーチンさんに手渡した野党の少将の目の前で、その紙を真っ二つに切り捨てるとか、合意文書に署名をしなかった国内の財閥社長に、その場で、強制サインさせるとか、オバマ大統領との会食中、一切笑顔を見せず、周囲の人々を凍りつかせるとか、めちゃめちゃ怖いプーチンさんのお姿をいくらでも見れる(Youtubeに動画もある)状況だが、今回の一連の動きで、さらにそのすごさがはっきりした。

〔ご参考〕●【オバマもビビる】ロシア・プーチン大統領の恐ろしい行動まとめ

 

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