もう言葉はいらない。4Kドローンが空撮した日の出のダイヤモンド富士

2015.11.29
by kousei_saho
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前回、加山雄三さんとの「対決」と称して富士山頂での「どん兵衛」空撮に挑んだ4Kドローンくん。今回の撮影対象も同じ富士山ですが、美しさはまた格別の「日の出のダイヤモンド富士」。すべての条件に恵まれた、まさに奇跡の瞬間映像です。

ダイヤモンド富士の季節到来! 4Kドローンで朝日のダイヤモンド富士を空撮

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ダイヤモンド富士とは、朝日、または夕日が富士山の山頂にちょうど重なる現象のこと。以前ジモトのココロ「秋の富士山が織りなす自然の芸術。ダイヤモンド富士のドローン空撮」で、ダイヤモンド富士の空撮映像をご紹介させていただきました。このときは日没のダイヤモンド富士を空中撮影しました。大変ご好評をいただきましたので、次は、日の出のダイヤモンド富士に挑戦してみました。

奇跡の瞬間、気象条件にも恵まれた夜明けの空中ダイヤモンド富士の映像です。ダイヤモンド富士の瞬間は動画の2分50秒あたりです。ぜひご覧ください。

この時期のダイヤモンド富士は、朝は静岡県富士宮市の朝霧高原、夕方は山梨県の山中湖方面から拝むことができます。太陽の登る場所は日によって変化していきます。自分が立っている場所から富士山山頂と太陽の軌道が一直線にならないとその瞬間を見ること(撮ること)は、できませんので、きちんとした計画が必要になります。

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ちょうど昨年の今頃に朝霧高原を空撮しました。この時期の朝霧高原のビューポイントは、たくさんのプロ・アマ富士山カメラマンさんたちが列を作り、決定的な瞬間を待ちわびて日の出前から大賑わいになります。そんなところでドローンを飛ばしたら良くも悪くも有名人になりそうだったので、ひとけのない南に移動してこっそり撮影を行いました。ダイヤモンド富士を期待していましたが、太陽はだいぶ富士山の左の裾野から上がってきました。同じエリア内であってもちょっとずれただけで決定的瞬間を見逃してしまう、なかなかシビアなものなのです。

その時の動画はこちらです!

今回の撮影は、朝霧高原よりも富士山に近づいた富士山麓のとある場所から行いました。この時期の日の出はだいたい6:20頃です。しかし、富士山の山体に遮られ山頂から太陽が現れるのは、なんと8:00過ぎになります。動画には2箇所からの日の出が収められています。冒頭のカットはダイヤモンド富士ビューポイントよりもだいぶ東側で撮影したもの。時間は6:30から7:00頃です。

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2つ目の場所で本命のダイヤモンド富士を撮影しました。計算通り8:00過ぎころから、空が明るくなってきました。しかし、太陽の輝きはなかなか現れません。こちらはだいぶ焦らされました。

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日の出を待つ間、富士山と反対側の山並みを見ると、麓の朝霧高原にはくっきりと富士山の形、つまり三角形の影ができていました。影の三角形の「てっぺん」に当たるところが、ダイヤモンド富士ビューポイントというわけです。

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ダイヤモンド富士の情報は以下もご参考にしてください。

山中湖村 観光課公式サイト

取材・文/クレセントエルデザイン

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