悪魔が10分でたいらげた!下関名物「瓦そば」はアッツアツで激ウマ

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ママチャリで日本一周中の悪魔』として、一部マスコミが目をつけていると噂の、大魔王ポルポルさん。広島市内で激辛の汁なし担々麺でむせ返っていたと思ったら、今度は山口県が誇る日本最大の鍾乳洞・秋芳洞を堪能する余裕をみせ、ママチャリを漕ぎ続けた末ついに関門海峡へ。悪魔は無事に九州入りを果たせるのか心配していたところ、どうやらここでも絶品のローカルフードに舌つづみを打っていたようで……。

悪魔がアチチと火傷した…熱々の瓦で焼けた茶そばが激ウマ

山口県を、や魔ぐち県へと変えた後、我輩は九州へ渡るため関門海峡へとやってきた。

関門海峡は、山口県下関市と福岡県北九州市門司区を繋ぐ橋であり、これを渡らないと九州へは入れないのだ。

我輩は橋を渡り、門司の「瓦そば」を食したかった。

「ガッハッハッハ! もうすぐ九州が我が魔族のモノになるのだ! がはははは・・」

と、一人吠えながらママチャリを漕いでいたが、ママチャリで渡れる橋の入り口が見つからない。

ママチャリで関門海峡を渡る方法など全く分からないまま、国道沿いの標識に従いながら橋の入り口を探した。

「ど、ど、どこなのだ!! ママチャリの入り口はどこなのだ!!」と、車専用の入り口はあるのに、ママチャリの入り口がないことに怒りをあらわにしていた。

10分ほどウロウロし、スマホで調べてもよく分からない。

半泣きになりながら彷徨っていると、

火の山公園に地下道があるよ。ママチャリはそこからしか渡れないから。ハハハ……」

と、道行く親切なニンゲンが教えてくれた。我輩はさっそく、火の山公園の方へとママチャリを進めた。

歩行者と自転車は関門海峡の真下の海の中にある地下道を通って九州に渡るのだ。

その地下道が火の山公園の近くに存在するのだ。

地下道入り口に辿り着き、受付のニンゲンをビックリさせてやろうと、

「ガッハッハッハ! 我輩は、これから九州を征服しに参るのだ。早く道を開けぬか!」と言うのは心の中に留めて、物凄く丁寧に、

「すみません……。地下道ってママチャリ持っていけます?」と受付のニンゲンに尋ねた。

「あらー。日本一周の人は、みんなここを通るからね。大丈夫よ」と、我輩の顔にも突っむことなく教えてくれた。

そしてママチャリと一緒にエレベーターに乗り込み、地下へ行き、全長800mほどの地下道を進んだ。

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九州の福岡県に足を踏み入れた大魔王ポルポルは、

「ガッハッハッハ! これから九州を支配するのだ。まずは門司港の名物である門司港レトロの瓦そばを支配しに行くのだ!!ガッハッハッハ!」と、一人暗い地下道の中で叫んだ。声がむなしくこだまする。

観光スポット「門司港レトロ」は、関門海峡から10分ほどの場所にある。今まであまり人口の多くない地域ばかりを彷徨っていたので、門司港レトロにたどり着いたときはびっくりした。ここは観光客でごった返し、相当な賑わいだったのだ。

我輩は最近、何かと「汚い」とか「食べ物を粗末にするな」とか、挙句の果てには「ドアップの顔を載せないでください」という誹謗中傷の嵐の渦巻くなか、さっそうと日本を一周しているので、観光客に、

なにーあれ?」「ちょ…やば…」という罵声が飛んでも気にしない。

「ガッハッハッハ! わざわい転じて福となす!! 誹謗中傷という禍が起こったが、我輩が福岡県を禍の渦に沈めてやろう。ガッハッハッハ!」

と、心の中で言いながら観光気分ルンルンで門司港レトロに向かった。

初めに言っておくと、瓦そばとは、熱した瓦の上に茶そばと具をのせた料理のことである。

その歴史は、西南戦争までさかのぼる。薩摩軍の兵士が熱した瓦の上で野草や肉を焼いて食べたことを参考にした料理らしいのだ。

我輩が向かった「たかせ」という店は、店の前に「元祖瓦そば」という分かりやすい暖簾が掛けられていた。

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「ガッハッハッハ! 関門海峡を渡るのには苦労したが、ついに瓦そばにたどり着いたぞ!! 暖簾の文字、”瓦そば”を”瓦そ魔“に変えてやるのだ!!」

と、独り言をぶつくさ言いながら暖簾をくぐると、店員が近寄ってきた。

「お客様、何名ですか?」

「え……あー、一人です」

店内には和の雰囲気が広がっていた。和のテイストを重視した造りが我輩を包み込み、風情ある物がたくさん飾られていたのだ。

「ガッハッハッハ! 実に素晴らしい和の雰囲気。気に入ったぞ」と小声でつぶやくと、店員は変な人と思ったのだろうか、和のテイストを汚されないよう店の奥の客がいない場所へと我輩を案内した。

そして、席に着くと大魔王は、瓦そば定食を注文した。

「なんと落ち着く空間なのだ。旅の疲れも癒される。ガッハッハッハ!」

と、慣れない空間にキョロキョロしていると、目の前にアツアツの瓦そば定食が運ばれてきた。

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ジュージューと目の前で音を立てる瓦は、黒くまばゆい光を放っている。

瓦割りでも水平チョップでも割れなさそうな分厚い瓦の上には茶そばがのっている。

緑色をした茶そば。その上には、錦糸卵や肉などの具が乗っている。

瓦が鉄板となり、ジューっという音を出している。我輩の嗅覚に茶そばの匂いが入り込む。

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「な、な、なんと、美しい奴隷なのだ!! 緑の下僕よ!我輩の体を作るがいい!! ガッハッハッハ!」

と頭の中で叫びながらニヤニヤしていると、

「お客様……瓦は熱いので触らないでくださいね」

と、店員に注意された。

そして、そのまま箸を持ち、緑の下僕を一口味わってみるために麺つゆにつけて口の中へ入れた。

ぐぉぉぉぉぉぉおおお!! な、な、なんと美味たる味なのだ

口の中では魔界の茶畑が広がった。我輩のアドレナリンが膨れ上がってゆくのがわかる。

そう、瓦そばが我輩の体の血となり肉となり、力がみなぎってくるのがわかるのだ。

「気に入ったぞ。素晴らしきニンゲン界の味であるな。ガッハッハッハ! 愉快なのだ!」と我輩はとても興奮していた。

と、そのとき、興奮したあまり我輩は瓦を触ってしまった。

「ぐぉぉぉぉぉぉおおお!!ゆ、ゆ、ゆびがぁぁぁ!!

我輩と言えど、やけど寸前である。物凄く熱い。

「大丈夫ですか?」と、店員は言ってくるが、ココはバレてはいけない……。

「は、早く!! 冷たいものを持って来るのだ!!」と、言いたいが、

「あ、大丈夫です……心配ないので。ガッハッハッハ!」と答えた。

気を取り直して、麺を口の中へズルっと追いやる。

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口の中では絶え間なく蕎麦の風味と茶畑が広がり、我輩の胃はとても満足であった。

門司の名物である瓦そばは、とても美味である。魔界にはない味だ!! ガッハッハッハ!」

と、他のお客さんに迷惑にならないような声で言い、またズルっと口の中へ追いやる。

ズルズルと箸が進む。もう箸が止まらない

気がつけば瓦そば定食を僅か10分足らずで平らげてしまった

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「和」の雰囲気をすっかり「魔」の雰囲気に包んだ大魔王ポルポルは、お会計を済ませて店を出ようとした。

「ガッハッハッハ! 気に入ったぞ。ニンゲン界の瓦の使い方を魔界でも真似しようではないか」などと思っていると、

「だ、だ、大魔王様。先ほど、門司の名物が瓦そばとおっしゃってましたが、正しくは下関市の名物になりますので……あしからず」

と店員が教えてくれた。

門司港レトロでは「焼きカレー」が名物で、瓦そばは関門海峡を渡る前の下関市の名物なのだ。

「し、し、知っているに、き、き、決まっているだろう!! わ、わざとだ!!」と、

大魔王は赤くなったほっぺたを隠しながら、瓦を触ったときにできた指の違和感を気にした。

「禍転じて福となす」を合言葉に、次なる目的地である博多へとママチャリを漕ぎ始めた。

 

DATA

たかせ門司港レトロ店

住所:福岡県北九州市門司区港町4-1海峡プラザ西館2階

営業時間

11:00~22:00(21:00L.O)

定休日:年中無休

 

メルマガ『大魔王ポルポルの日本征服の旅』

著者/大魔王ポルポル

日本一周の旅をしている大魔王ポルポルである。旅の裏側、隠れた小話など話したいことは盛り沢山!! だがしかし! タダで公開はできない。メールマガジンで日本のいろいろなことを掲載するのだ。メルマガに記載のアドレスに悩みや質問を送ってくれればメルマガで公開回答するぞ! ガッハッハッハ!!

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