覚えたいことは書いてはいけないというよりは、覚えたいことは書くことで満足せずに何回も見直そうということですね。
人は忘れるものというは大前提ですが、一つ条件をつけておくのを忘れないように。
人は、「暗記したものを」忘れる。がより正確な表現ではないかと思います。人は、「理解したものは」忘れない。
覚えなくてはいけないことって、原理、メカニズム、理由を理解したとたん暗記の分野からはずれるんです。いったん理解しちゃえば、思考のプロセスを再度たどることができるから、暗記なんかしなくても、自然と思い出せるようになります。
私の勉強法は、いかに暗記を減らして理解に変換するかがテーマ。だから、国語や数学など理解型の科目を先に固めておいて、受験直前期になってから、社会や理科などの暗記型の科目を詰めました。
理解に変換できない暗記項目は、どうしてもでてきてしまうので、それは何回も見直せるように1冊のノートに集約していました。
最重要項目や自分の苦手項目だけを、1冊のポケットノートにまとめる。これも、超超超テッパンです!!
小学生のころから、1冊のノートに情報を一元化して、自分だけの辞書として常に持ち歩く癖ができていましたし、大学に入ってからも、薬学のいろんな分野(薬理学、衛生、物理、化学など)かばんに入る小さめのノートに弱点だけ書いてまとめていました。
勉強しても、情報がバラバラになってしまうと、数か月後にはやっていないのと同じ。
私にとって、「勉強」とは、「情報を集約する」ことです。
参考書やら問題集やら、膨大な量があるように見えますが、東大に受かるのに必要な知識なんか、全科目でも1冊におさまります。
理解した脳ミソさえ試験会場にもっていけば、知識なんか1冊のノート程度の分量しか必要じゃない。
試験を乗り切るには、集約ノートを作ること。家庭教育においても、とにかく最終形のノートは1冊にしぼるようお子さんにおすすめしてみてはいかがでしょうか。
注意点としては、なんでも1冊に書くのではなくて、試験直前に復習したいことだけ1冊にまとめること。その集約ノートだけは、捨てないノートなので、文字もキレイに、忘れがちな所は色をつけてまとめます。
あとは、以前のメルマガでも紹介しましたが、落書き・メモ用ノート、問題用ノート、授業用ノートなど、目的に応じてノートを使い分けていましたが、こういうノートは捨てていいノートなので字も汚く1色でもいい。
集約ノートに使える、かばんに入る小さめなノートを、お誕生日などにプレゼントしてみてはいかがでしょうか。思い入れがあるスペシャルなノートほど、何度も見るようになりますよ。
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木村美紀が明かす家庭教育の秘策2014年11月バックナンバーから一部抜粋
木村美紀が明かす家庭教育の秘策
東大在学中にタレントとして活躍した木村美紀が「学び続けたい」と励む意欲の原点は、幼少時の家庭教育にあった!ここだから言える、木村家のユニークな教育メソッドが満載!
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