なぜ韓国のテコンドーが空手を押しのけ五輪正式種目に選ばれたのか?

 

「テコンドー」のオリンピック正式種目採用の真実

ところで、1988年のソウルオリンピックで韓国のテコンドーがオリンピックの公開競技種目となり、2000年より正式種目として採用されています。実は、このテコンドー日本の空手道から作られたのです。1910年から終戦の1945年までの35年間、朝鮮半島は同じ日本国でした。

戦前日本本土に同じ日本人として留学していた崔泓熙チェ・ホンヒ)は船越義珍先生や中山正敏先生のもとで空手道を習いました。戦後韓国に帰国後、銃を持つ軍隊用に、空手道の技の中から足技主体の格技を考えて普及、1955年にテコンドーと名付けました。やがてこれが生まれたばかりの韓国の国技」となっていったわけです。

先述したとおり、世界金融支配体制者達にとっては、戦後は日本を封じ込めることがアジア支配の最重要課題です。このために、韓国、北朝鮮、中国を「反日国家」にするとともに、日本人自身に極東軍事裁判等で「贖罪意識」を植え込みました。そうすれば、政治的にも経済的にも、また民族心的にも未来永劫日本を封じ込めることができるからです。

このように見てくれば、競技人口40万人のテコンドーが、競技人口4千万人で世界的にも人気のある空手道を押しのけて、27年も昔にオリンピックの公開競技種目に、そして15年も前に正式採用された謎も垣間見えてくるのではないでしょうか。私には、日本つまりヤマトのこころを封じ込めるための象徴にも見えます。

空手道採用に歴史的意義 

ヤマトのこころとは、江戸時代のような「おもてなしの世界です。お金は要りません。

その対極がお金がすべての世界であり、世界金融支配体制者達が支配してきた現代西欧文明と言えます。その彼らに作られた国家・米国は建国以来240年間で戦いの無かった年は僅か17年。戦いのすべてが外征、つまり資源等収奪のためのエゴ的戦争でした。その戦いの文明が、このままでは地球の生存環境まで破壊してしまうことが明らかになってきたのが今、この時ではないでしょうか。

もし、すべての国家の軍隊が、戈・たたかいを止める道をモットーにしたならば、無益な戦争は起こり得ません。まさに、日本国、自衛隊の専守防衛の構えです。

ちなみに自衛隊の徒手格闘の打撃技は空手道の技です。防衛大空手道部創立の最大の貢献者が、実は中山正敏先生であり、自衛隊武道空手道の祖とも言えるからです。

もし、人格陶冶に日々励みながら、先手なしの専守防衛で臨む軍隊だけの世界になれば、この地上からの戦争は無くなります。こういう意味でも、現代文明と地球環境の破綻が予期される時代の結節点で、封じ込まれていた真の武道・空手道が、オリンピック競技の正式種目となる兆しが見えてきたことは、極めて意義深いと思います。 

神一厘の仕掛けは日本蘇り

ちなみに3.11フクシマの大災難の時も、スポーツ・騎士道の米軍と武道・武士道の自衛隊とは救助活動に典型的な差違が見られました。

スポーツ・騎士道の米軍の場合は、活動中のメディアによる名誉や事後の思いやり予算の増加等「メダルが授与されました。実は、活動経費まで要求され支払われているのです。

一方自衛隊の場合は、メディアの来ない場所でも被災者のために命がけの救助活動を行い、なんらの「報償も頂きません

武士は、民百姓のために命をかけて守るのが性分です。決して、自分たちの名誉や一部の権力者の利益のために無益な戦いをしません。江戸時代は、武士が非番の時に、小遣い稼ぎに珍しい黄色の朝顔等の鉢を作って売っていたこともわかっています。それだけメンデルの遺伝法則など植物学、引いては自然環境の摂理にも活きた高度な知識を持ち合わせていたのです。

オリンピックの空手道の追加競技採用を機に、東京オリンピックの2020年までに、改めて自然と共生して世界の魁であった日本人と、この国の在りようについて、再認識して行きたいものです。

そして然美あふれたおもてなしの日本社会に接した世界の人々が、空手道の形の演武で感動するとともに、地球と共生する本来の人類の生き様に目ざめるのではないでしょうか。それが日月神示の言うところの「神一厘の仕掛け」かな、と私には思われてなりません。

image by: Shutterstock

 

心のビタミン

日々心に浮かんだエッセイを綴り発行します。内容は、家族の絆,自然との一体感,社会の真実の三分野で、それらを霊性の向上でまとめたいと思います。
<<登録はこちら>>

print
いま読まれてます

  • なぜ韓国のテコンドーが空手を押しのけ五輪正式種目に選ばれたのか?
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け