中国で「反テロ法」成立。海外メディアのメールも検閲へ
中国では日本人がスパイ容疑で4人が拘束されています。菅官房長官は「我が国はいかなる国に対してもそうした活動は行っていない」と政府の関与を否定しています。でっち上げである可能性も高いでしょう。
●中国で新たに日本人2人拘束、うち1人逮捕 スパイ容疑
今後は、日本国内でブログやツイッターで中国批判をしたり、ウイグル族に対して同情的な意見や過去のある日本人が、中国に旅行や出張したさいに、「テロを助長した」ということで拘束される可能性すらあります。その場合、中国から送ったメールはすべて検閲されることになるでしょう。
今の日本ではなお一国平和主義で憲法9条さえあれば世界平和が達成できると思い込みを持つ御仁も少なくありません。しかしそれは現状の国際常識が欠如しているからです。
人民解放軍内部のハッカー部隊は日米欧へのサイバー・ウォーを盛んに仕掛け、官公庁から企業に至るまで被害が続出しています。しかし日本ではネット世代以外は、こうしたサイバー・ウォーやハッカー攻撃について、認識があまりありません。
同時に、習近平の国内での権力闘争も、かなり行き詰まっており、追い詰められているということも、この「強盗法案」の立法化を急ぐ一因だと思われます。
反テロ法には、このようなさまざまな側面があるということを知っておくことも必要です。
『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』より一部抜粋
著者/黄文雄
台湾出身の評論家・黄文雄が、歪められた日本の歴史を正し、中国・韓国・台湾などアジアの最新情報を解説。歴史を見る目が変われば、いま日本周辺で何が起きているかがわかる!
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