「今やろうと思ってたのに」を聞いたら子どもの成長を逃したサイン

 

それでは、代わりにどう言えばよいでしょうか? 一例を挙げると、

「電車の中は、大きな声を出す場所じゃないんだよ」
「この道路は車がよく通るから、走り回るには危ない場所だね」

といった具合に、他人事のように事実を淡々と伝えてあげるのがよいでしょう。子どもは主体性に踏み込まれた気がしないので、無駄な抗争は起きません。むしろ新しいヒントをもらったことで主体性が目を覚まし「じゃあどうすればよいか?」と自分なりに考えて適切な行動を取る方向に意識が向かいます。

また、そういう経験を積み重ねることは

・状況を理解し、適切な振舞いを判断し、行動する
・状況の理解不足や振舞いの選択ミスを指摘されたときは、改めて自分で考えて振舞いを変更する

といった能力を身につける過程でもあるのです。

「子どもなりの判断」とは言いましたが、これが結構よい判断をするものですよ。時には大人顔負けのよいアイデアや、発想の転換を出してくれることもあるくらいです。子どもの資質を信じて、「命令」しないスタイルを試してみてくださいね!

image by: Shutterstock

 

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