恋愛なんて所詮は「男と女の餅つき」だ。そう考えれば楽になる

 

恋愛は「餅つき」のようなものかもしれない。

男が餅をペッタンとつけば、女が「よいしょ」と合いの手を入れながら餅に水をつける。
男が餅をペッタンとつけば、女が「よいしょ」と合いの手を入れながら餅に水をつける。

「ペッタン」「よいしょ」
「ペッタン」「よいしょ」

そうやって餅をうまくつければ、おいしい餅ができあがる。恋愛がうまくいく女は、男の「ペッタン」に文句を言わず、自分の「よいしょ」がうまくいっているかを意識している。相手の「ペッタン」とリズムが合っているかを確認している。

恋愛がうまくいく女は、自分の「よいしょ」が相手の「ペッタン」とうまく噛み合えば、自分が欲しい「餅」ができあがることを、できあがる前から知っている。

恋愛がうまくいかない女は、餅つきが下手だ。

「私の『よいしょ』はどう?見て見て!」と声高に言って餅から手を離さない、引かない。当然、男は「ペッタン」できない。リズムが狂う。(餅から手を引けよ!)とイラつく。

いつまで経っても「餅の出来ぐあい」に意識がいかず、自分の「よいしょ」を褒めて欲しいとか、「貴方もペッタンしてよ」と、手を引かないくせに要求したりして、餅はつきあがらず、もち米のままだったりする。

餅がつきあがった時が互いの恋愛感情のピークであり、交際開始の合図だとすれば、餅から手を引かず、餅の状態を見ず、相手の「ペッタン」ばかりを気にする恋愛ベタな女たちは、自分がいかに的外れなことをしているか、理解できるだろう。

男に「ペッタン」して欲しければ、自分が「よいしょ」した後、手を引かないといけない。それは相手を落とす為の打算的な駆け引きではなく、【 2人で美味しい餅を作る為に、彼が「ペッタン」したくなる環境を整えよう 】という、健全な動機であり、正当な理由であり、当然の配慮から来る、恋愛の極意なのだ。

恋愛は、自分独りで完成させることはできない

相手の自発的な熱情と行動も必要なのだから、男が「ペッタン」したくなるよう、意識的に流れを作れる女こそが、恋愛上手といえるだろう。餅も、上手な合いの手がいるから、おいしくできあがる。恋愛も、上手な受け手になれれば、相手は「ペッタン」したくなる。

「ペッタン」「よいしょ」
「ペッタン」「よいしょ」

実際の餅つきでは、これを繰り返すうちにリズムが作られ、それに両者の気持ちが乗り、どんどん調子が上がり、テンションが上がり、楽しいながらも集中力も出て【 餅のことしか考えなくなる 】ちょっとしたトランス状態になることがある。

余談だが、「奈良・中谷堂の高速餅つき」動画がコチラ

私の「恋愛上手な男女」のイメージは、この高速餅つきのような、特別で、人を魅了する世界観があるように思う。

厳しい言い方だが、恋愛ベタの女たちは「餅つき」の仕組みを理解していない。餅をつくセンスがない。どこを見て、どこを意識して餅をつけばいいのか、さっぱりわからないまま、餅をいつまでも独りでベタベタ触っているだけなのだ。

恋愛は、人間関係のひとつでしかない。

よい人間関係を築きたければ、相手の「ペッタン」の質を見抜き、相手に柔軟に合わせられる「よいしょ」の引き出しを多く持てばいい。

女たちは、恋愛になると途端に餅をベタベタ触りまくる。自分で男に「ペッタン」させないくせに、ペッタンしない男に詰め寄る。

世の中には、引いた方がうまくいく場面というのがある。

恋愛においても同じだ。自分の恋心に溺れたら「引く」ということを忘れがち。そういう「餅つきが下手」な女たちは【 引きの美学 】という概念を、頭に叩き込んで欲しい。

恋愛を特別視するな。恋なんて所詮、「男女の餅つき」程度に軽く考えることも大事なのだ。

image by: Shutterstock

 

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