アメリカで成功を目指す日本人にとって、英語力や知識より大事なもの

 

昔、「アメリカは訴訟社会なので、何かあっても謝っては駄目だ」と聞いたことはないですか? 確かに一理はあります。

でも、訴訟社会だと言われ、双方が全く謝らないから、カチンときて訴訟しているケースが多いのです。最近は謝るケースが増え、逆に訴訟は減っているそうです。

これに似た感じで、笑顔だと訴訟は減ります。訴訟が減るどころか、お客様が増えていきます。

ここアメリカでも、「笑顔」はとてもとても大切になってきています。これも日本の良き文化の影響だと思います。笑顔は無料が日本の文化ですから。我々日本人はこの良き文化をアメリカにもっともっと持ち込むべきなのです。

笑顔は心がこもってないと駄目だと言う人もいますが、それはゴールです。スタートはとにかく外見だけの笑顔で十分です。

昨夜の海老蔵さんは、「伝統芸能歌舞伎においても、魂と型がありますが、型は魂を伝えるためあり、型ができてから魂が入っていく。」と言われてました。まずは型を覚える。そして、型によって魂が育つ。逆に魂ばかりを言っていると、全く型の修行はできないそうです。(笑)

まずは型。まずは外見。まずは笑顔からなのです。

アメリカでは特に第一印象が大切です。例えジーンズでも、アメリカ人は小奇麗にしており、髪は靴に気とお金を使っています。

お金を遣うと言えば、教育に一番お金をかけるのが、賢いお金持ちですね。あまりフェラーリとかには乗りません。(笑)

起業においてはお金への厳格さがとても重要です。起業して社長になると見栄を張りたくなります。「おつりはいらないよ」とかです。これは賢いお金持ちは絶対にしません。おつりはおつりでキッチリもらいます。

そして、サービスの評価だけチップを渡します。

22ドルのおつりがある場合でチップは20ドルが妥当だすると、必ず、おつり22ドルを一旦貰い、チップを20ドル置くのです。決して「Keep Change」と言って、2ドル多くチップを渡さない。このような細かさ厳格さが必要です。

image by:Shutterstock

 

『NY在住となりの起業家中川扶二夫「誰でもなれる海外起業家論」』
著者/中川扶二夫
日米での起業家。ノマドライフ家。29歳の時に単身ニューヨークへ渡り起業。現在では全米に6業種6社(20支店)を展開中。毎週水曜配信のメルマガには、起業やトラブル解決法などビジネスヒント満載です。
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