子どもの性格は親のせい?「親の背中を見て育つ」が本当なワケ

 

4タイプが組み合わされた場合の子どもの性格

1.支配×保護の「過保護型」

自発的な行動ができなくなり、いつまでも子ども

そして社会的な行動をすべき時に子供のような振る舞いをしてしまいがちです。

2.保護×服従の「甘やかし型」

自己中心的で親を馬鹿にしがちです。人を尊敬できません

3.拒否×服従の「無視型」

情緒不安定で人をなかなか愛せず、一方で愛されるための努力を厭いません。

異常に愛をもとめるため歪んだ心情を抱きがちです。

4.支配×拒否の「残忍・残酷型」

親から逃げるために逃避的な性格を見せたり、不安で神経質な性格になったりすることがあります。

犯罪者の多くはこのタイプだと言われています。またDVも起こしやすいです。

家庭教育アドバイス…子どもは親がしたように育つ

子どもを育てるうえで、「こうするべき」というものも「正解」もありません。

それぞれの親が一番良いと思うように子どもと接しているのが現実です。

「これが子どもにとって良いはず」と親の決めつけだけで判断していることも多いものです。

子どもの目線と視点でみる努力をすることが大切なのです。

アメリカの心理学者バンデューラ氏の名言をご紹介します。

「子どもは大人に命令されたことはしないで、むしろ大人たちのやっていることをマネをする」。

つまり、子どもは命じられたり教えられたりすることよりも、周りの誰かをお手本にマネをすることによって学んでいくものだ、ということです。

心理学ではこれを“モデリング”と呼びます。

そして、子どもにとって一番身近なモデルといえば、一緒に生活をしている父親や母親などの大人たちです。

親のほうが意識していなくても、子どもは親の姿から、仕草や行動、ものの考え方などを吸収しているのです。

子どものモデルは親なのですから、もろもろ気を付けましょうね。

image by: Shutterstock

 

子どもを伸ばす 親力アップの家庭教育

家庭教育のプロとして、教育相談員の経験を生かしながら、親としての接し方のコツをお伝えします。専門である教育心理学、家庭教育学をベースに家庭の中でできる「子どもを伸ばすためのコミュニケーション術」を「親の力」に視点を置き、毎週月曜、木曜の二回に亘って配信予定です。乳幼児、小学生、中学生、高校生、大学生など発達段階に応じた子どもへの声掛けを具体的にご紹介します。
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