幼少期の辛い体験が引き金に。「処女」を捨てられない風俗嬢たち

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かつては思春期頃から彼氏・彼女のいない男女は心底焦ったものですが、近頃は異性との交際を望まない男女が増えており、その理由に「性行為をするのが嫌」というのがあるようです。今回の『異種会議:戦争からバグパイプ~ギャルまで』は、「処女をこじらせた人たち」という、ちょっとデリケートなテーマについて取り上げています。

処女のこじらせ方

風俗嬢セラピーに詳しい女性と「処女の捨て方をこじらせると人生後半戦まで厄介になる人が多い。童貞をこじらせたとしても、大人になっても対処法は難しくないし、自分を誤魔化して生きることもできる」という話題になった。

これは、女に対するのと男に対するのの、社会構造の違いだろうか、という話にもなったが、社会構造よりも、精神面の方が圧倒的にウェイト高いのではないかと。で、当然ながら、男の方はどうでもよくて「処女をこじらせる」というテーマで話は進んだ。

カトケンの経験では、ある程度以上の年齢になっても処女であり、処女であることに負い目を感じている女性は自分はそこそこ以上に経験者よという態度を取る例が多かった例に遭遇している。そのため、男の側は、対応を間違えてしまうことになり、人間関係の結果も、あまりよろしくないものになった。このことは、そのような女性を相手をしたことのある男性の側からしかわからないことなので、その風俗セラピー女性も新鮮な発見という目で見てくれた。

一方、その女性が言うには、処女をこじらせた大人の女性は、スピリチュアル自然食ヨガなどに深くはまることが多いように見えるという。「見える」というのは、確証は取れていないということであろう。しかし、カトケンの知り合いで、現実にその方向へはまってる人は複数いる。

処女をこじらせた原因として、カトケンの友人では、近親相姦強姦に近い経験幼少期にしている例がある。彼女らの中の何人かは、キャバ嬢など、性行為を伴わない風俗嬢になっている。その点について、他の近親相姦経験者に訊くと「そういう傷を持つと自分の身体を大事にしなくなり、自分の身体を傷つけたい願望から風俗に走ることになるのかもしれない」という。リストカットに似た自虐意識かもしれないと。

風俗嬢という仕事は「想像の上だけでも絶対ダメ。できない」という女性もいれば「衛生面さえ気をつけてれば全然気にならない」という人もいる。そして「最初のころ苦痛だったけど、経験積むうちになにも気にならなくなった」という人もいる。

「仕事としてなら基本サービスに含まれてる項目はちゃんとやるけど、彼氏とのときなどプライベートではやりたくないものもある」という女性(22才)がいたのは男子カトケンとしては意外だった。その逆、つまり「好きな人とならやりたい」の話の方はメディア等に対する外面向けコメントとしては読んだことあったからだ。でも、カトケンの勝手な直観では、「金のためならやるが彼氏とのときはやりたくない」と言った22才ギャルの言葉にウソはないように思えた。

性行為に対する各個人の千差万別は、ほぼ全ての要因が、単に個々の感情の差でしかない。人間は感情にコントロールされているという一面をもっとも強く感じるテーマかもしれない。人間の最も基本であり、最も高度な部分だろうか。

image by: Shutterstock.com

 

異種会議:戦争からバグパイプ~ギャルまで

著者/加藤健二郎
建設技術者→軍事戦争→バグパイプ奏者、と転身してきてる加藤健二郎の多種多様人脈から飛び出すトーク内容は、発想の転換や新案の役に立てるか。
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