30年ぶりのヒャッハー! 『マッドマックス』最新作を観る前に旧3部作の徹底レビュー

 

『マッドマックス2』の疾走感が戻った最新作

原口:ちなみにここまで語ってきて3部作の主役であるメル・ギブソンについてちっとも触れてない……。70年代当時は無名の若手俳優で1作目だとまだまだ甘いマスクで別人かと思うくらい印象に残らない顔だけどね。シリーズが進むにつれ、『3』になるとかなり精悍な顔つきになって、たくましさも増した感がありましたが。どうですか?

小川:ま、『1』の時はそれこそ無名の新人なわけですしね。あとで調べて知ったけど、『1』のオーディションは前日酒場で喧嘩して、そのままの服で来たんだよね。

原口:このシリーズ、主演とは言ってもセリフが極端に少なくて、『2』に至ってはたったの17語! メル・ギブソンとしてはあまり演技のしがいは無かったかも。この後すぐ87年に『リーサルウエポン』の主演で世界的スターに羽ばたいていったよね。あと、いま旧3部作を熱く語ってきましたけど、『~怒りのデス・ロード』公開を記念して17日に旧3部作のBlu-ray、「『マッドマックス トリロジー スーパーチャージャー・エディション』が発売になるので、シリーズ未見の方はぜひそちらで!! 新たにTV放映版の吹き替えが収録されたり、安原義人×とり・みきによるオーディオ・コメンタリーも収録されてパワーアップしてますよ!!

小川:それで、現段階でも『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の試写は観てませんが、『2』の疾走感は戻った感じですね。動物の使い方が『1』っぽかったり。

原口:自分も未見だけど、かなり評判はいいですよ。「R15+」ってところもバイオレンスの凶悪さが期待できますね。

KANTO:ジョージ・ミラー監督が、誰にも権利を譲らないで自分で作るってのがイイですね。しかもCG全盛期に敢えてリアルなカースタントを多用していることや、1作目のボスを演じた俳優を再度使ったりと、監督のこだわりに満ちた映画になっているっぽいですね。

原口:トーカッター役のヒュー・キース・バーンね。

KANTO:だからこそ、メル・ギブソンが降りたのは痛手かもね。個人的には、大爆音で観たいですね。ちょうど、立川シネマシティがこの映画を最高の状態で観られるように、極上爆音上映を決めたらしいですよ。これは聞き捨てならない。

原口:コレはもう劇場でシリーズファン集めてバイオレンスシーンに「ヒャッホー!!!」って叫びながらテンション上げて観るしかない!!(笑)。

小川:いずれにしても、単に『マッドマックス 怒りのデス・ロード』からの3部作に対する予習・復讐を含めて旧『マッドマックス』3部作を見るのはもちろんですが、CG、3D全盛でこれから4Dまで流行りつつある今、この30年以上前のアナログな造りのアクション大作シリーズを見ることで80年代前後のボクたちが昔みたアクション映画のあった姿を振り返ることが出来ますので、Blu-rayで3部作を是非とも見てから『マッドマックス 怒りのデス・ロード』を観て欲しいです!

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マッドマックス トリロジー スーパーチャージャー・エディション ブルーレイ版
・2015年6月17日(水)、スチールブック仕様(3枚組)数量限定で発売!

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(原題:MAD MAX: FURY ROAD)
・2015年6月20日(土)より、全国ロードショー【R15+】
・配給:ワーナー・ブラザース映画
・公式HP:http://wwws.warnerbros.co.jp/madmaxfuryroad/

 

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