で、「戦う」方法には、これまた大きく分けて二つあります。
ひとつは「徹底的に無視」。
「おまえらなんか私の人生に必要ないし、いてもいなくてもいい存在として扱うわ」と、心の中で開き直るのです。
だって、職場生活なんて、それほど人生の重要部分じゃないですよ。
プライベートのほうが、ある意味、重要。
そっちが楽しければ、職場のオバハンのイジメなんて気にならなくなる。
そもそも、どこに行っても好かれる必要なんてないし、そんなの誰にだって無理です。
ただ、このような心境になるには、あなた自身の性格や考え方を変えなくてはなりません。
「嫌われるのが怖い」という気持ちを克服しなくてはならないのです。
私もあなたくらいの年の頃は、人から嫌われるのが怖かった。
だけど他人の好みなんて千差万別ですから、どんなに頑張っても嫌われるときは嫌われる。
そんなら、好かれようと努力するより自分らしくいたほうがいいや、と、20代後半くらいで気持ちを切り替えました。
一度こうなってしまうと、ラクですよ。
嫌われたら「気が合わないのね」と思えばいいし、職場全員からハブられたとしても「幼稚な人たちだなぁ」と思ってればいいのです。
学校生活がすべての子どもじゃないんだから、職場のイジメなんてよほどひどくない限り、徹底無視できます。
気が強ければね。
もうひとつの戦い方は、もっと好戦的です。
たぶん、あなたには向かないと思います。
イジメの黒幕に直談判するのです。
それも「私に悪いところがあったら言ってください」的な低姿勢ではなく、「あなたのやってることは幼稚ですよ」と面と向かって喧嘩売るのです。
関係は悪化するでしょうが、少なくともナメられなくなります。
私ならたぶんこの方法を選びますが、その理由は、これが一番スッキリする方法だからです。
もはや相手を敵と認定したのですから、相手が口きいてくれないくらいでは傷つきません。
むしろ、相手がそんな態度を取れば取るほど軽蔑するだけです。