中村うさぎが伝授。職場いじめを回避するためのザックリ対策3つ

 

で、「戦う」方法には、これまた大きく分けて二つあります。

ひとつは「徹底的に無視」。

「おまえらなんか私の人生に必要ないし、いてもいなくてもいい存在として扱うわ」と、心の中で開き直るのです。

だって、職場生活なんて、それほど人生の重要部分じゃないですよ。

プライベートのほうが、ある意味、重要。

そっちが楽しければ、職場のオバハンのイジメなんて気にならなくなる。

そもそも、どこに行っても好かれる必要なんてないし、そんなの誰にだって無理です。

ただ、このような心境になるには、あなた自身の性格や考え方を変えなくてはなりません。

嫌われるのが怖い」という気持ちを克服しなくてはならないのです。

私もあなたくらいの年の頃は、人から嫌われるのが怖かった。

だけど他人の好みなんて千差万別ですから、どんなに頑張っても嫌われるときは嫌われる

そんなら、好かれようと努力するより自分らしくいたほうがいいや、と、20代後半くらいで気持ちを切り替えました。

一度こうなってしまうと、ラクですよ。

嫌われたら「気が合わないのね」と思えばいいし、職場全員からハブられたとしても「幼稚な人たちだなぁ」と思ってればいいのです。

学校生活がすべての子どもじゃないんだから、職場のイジメなんてよほどひどくない限り、徹底無視できます。

気が強ければね。

もうひとつの戦い方は、もっと好戦的です。

たぶん、あなたには向かないと思います。

イジメの黒幕に直談判するのです。

それも「私に悪いところがあったら言ってください」的な低姿勢ではなく、「あなたのやってることは幼稚ですよ」と面と向かって喧嘩売るのです。

関係は悪化するでしょうが、少なくともナメられなくなります。

私ならたぶんこの方法を選びますが、その理由は、これが一番スッキリする方法だからです。

もはや相手を敵と認定したのですから、相手が口きいてくれないくらいでは傷つきません。

むしろ、相手がそんな態度を取れば取るほど軽蔑するだけです。

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