私たちにできるイノベーションとは何か?
では、私たち中小企業にはこのような画期的な商品を生み出すことはできないのだろうか?
イノベーションの話をすると、「それは大企業のことですよね。うちには到底無理ですよ」という答えが返ってくる。
しかし、ちょっと考えて欲しい。
なにも、大規模投資をしてフリクションペンのような画期的な技術を使って、大量生産してください、と言っているわけではないのだ。
フリクションペンの開発ストーリーにもあるように、
- 既存の市場ではないところにも目を向ける
- 既成概念、固定観念、過去の成功体験にもとらわれない発想をする
- 事業の定義を考え直す
- 顧客価値を考える
というステップを踏むところは、大企業だろうが、中小企業だろうが同じなのである。
自社にまつわる画期的な発想をすることは、誰にでもできることである。
そしてそれは、形式にとらわれることのない中小企業の特権なのだ。
ものや情報が溢れかえっていて、違和感がないと振り向いてもらえない世の中だということは事実である。
私たちにできることは、それでも多いはずである。
image by: フリクション公式ページ
『理央 周 の 売れる仕組み創造ラボ 【Marketing Report】』
著者/理央 周(めぐる)
あのヒット商品はなぜ「ヒット」したのか?あのレストランの予約は、なぜいつも取れないのか?世の中で「売れているモノや人気者」はなぜヒットするのでしょうか?毎号実際の店舗や広告を取り上げ、その背景には、どんな「仕掛け」と「思考の枠組み」があるのかを、MBAのフレームワークとマーケティングの理論を使って解説していきます。1.「中小企業経営者・個人事業主」が売り上げを上げる 2.「広告マン・士業」クライアントを説得する 3.「営業マン」が売れない病から脱するためのメルマガです。
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