「日本は他の世界と共有するものをたくさん持っている」
世界の多くの国民国家は、多かれ少なかれ、こうした家族的側面を持っている。北欧諸国やタイなどはその模範的な存在である。その中でも、我が国はもっとも理想に近い国民国家と言えよう。
スイスから来て滞在10年のビジネスマン、ウルフガング・アンベールドローさんは、こうアドバイスしている。
今日のグローバル社会において、日本は、他の世界と共有するものをたくさん持っているという事実にもっと気がつくべきだと思います。
ここで紹介した人々が共感した「大いなる和の国」の光景は、まさに「幸福な国民国家のあり方」として、他の世界と共有しうる理想であろう。
この理想は、聖徳太子が「和を以て貴しとなす」として、十七条憲法の冒頭に掲げられたものである。
文責:伊勢雅臣
image by: Sean Pavone / Shutterstock.com
『Japan on the Globe-国際派日本人養成講座』
著者/伊勢雅臣
購読者数4万3,000人、創刊18年のメールマガジン『Japan On the Globe 国際派日本人養成講座』発行者。国際社会で日本を背負って活躍できる人材の育成を目指す。
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