否定を肯定に! だから、あのとき…
「だから、言ったじゃないか(言ったじゃないですか)」
「だから、やめとけばよかったのに」
このように、「だから、あのとき…」と過去にさかのぼって起きてしまったことを批判されるとカチンときます。
結果の良し悪しを後から批評・批判するのは誰でもできること。そんな「後出しジャンケン」のような物言いをする人ほど、口は出しても手は貸さない、言うだけでは自分は汗をかかず他人事ということが少なくありません。
思わしくない結果だからといって、「だから、言ったじゃないか(言ったじゃないですか)」ではなく、「では、○○しましょう」と、「これから」すべきことを考え、行動を促す。
「だから、やめとけばよかったのに」ではなく、「何が問題だったかを調べ、同じ過ちをしないように対策をとりましょう」と、反省し、次の行動に生かす姿勢を言葉で示す。
起きてしまったことをとやかく言う前に、目的やゴールに向けて今、何をすべきか、どのように対処して軌道修正するか、を考えることが大切です。
ピンチをチャンスと受け止め、前を向ける人、手を貸す人になりたいものです。
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『仕事美人のメール作法』
著者/神垣あゆみ
広島を拠点に活動するフリーランスのライター。若手ビジネスマン向けにメールマナーの基本を解説した『メールは1分で返しなさい!』(フォレスト出版)など著作多数。
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