脳の違いはこんなところにも…
さて、クローズアップ現代で紹介されていたことを、簡単に紹介させていただきますね。
妻がなぜ、こんなに怒るのか?
イライラして、いきなりキレるのか?
番組では、この根底にあるのは、妻の「強烈な不公平感」ではないかと分析していました。
妻たちは、昨今では、仕事をするのが当たり前になりました(仕事をしている妻は、専業主婦の1.5倍だそうです)。
自分は、仕事をして帰ってきても、家事もある、子育てもあり毎日かなり大変な思いをしているのに、夫は何もしてくれない。その上、これらをこなしても、夫はそれが当たり前くらいに思っている…
しかも夫は、結婚前とほとんど変わらない生活をしていて、自分がしたくてもできないことをしている…
その上、頼んだこともやらないし、すぐに忘れるし、「ああ、結局全部私がやらなくちゃいけないのね…」と思う…
こんな思いが日々重なり、「強烈な不公平感」を感じるようになるとのことでした。
ちなみに、家事時間について、この番組では、「妻が4時間34分、夫は24分」と紹介されていました。
さらに妻をイライラさせるのは、
「怒ってもすぐに忘れる、言ってもすぐに忘れる」
という夫の反応でした。
番組では、これが脳の違いからきているからではないか、ということで、心療内科医/姫野友美先生の話を紹介していました。
それによると、実験の結果、こんなことがわかったというのです。
例えば、不快なものを見せたとき、
《男性》脳の「扁桃体」というところが反応する。ここは、「短期記憶する場所」
《女性》脳の「前頭前野」というところが反応する。ここは、「長期記憶する場所」
ということで、男性は、短期記憶として記憶されるので忘れやすい女性は、長期記憶として記憶するので忘れにくく、つまり、女性の方が嫌なこと、不快なことは、忘れにくく覚えている、ということだそうです。