さらに、もう一つ、
「夫が気持ちをわかってくれない」
「言っても、わかってくれない」
ということも取り上げていました。
男性は、よく女性の気持ちを理解しないと言われますが、実はこれも、脳の違いからきているのではないか、というのです。これは、脳研究者/中野 信子さんが紹介していました。
共感や他人の気持ちを理解する役割をになっている脳の「上側頭溝(じょうそくとうこう)」というところが、
女性の方が大きい、というのです。
女性の方が大きいので、他人の気持ちを推し量れるが、男性は苦手だし、裏側に隠された気持ちは理解できにくく、
そのために、女性の常套句「言わなくてもわかってよ」は男性に通じないということでした。
この脳の違いもあり、男性は、気持ちを推し量ることが苦手なので、どうしても、
「妻がイライラする理由を分析したり頭で考えて、それを理解し、それに合わせた対応すればよい」
「なぜ、女性が怒っているのかがわかれば対処できる」
と思い込んでいるところがあるそうです。
ところがこれが、妻の気持ちを逆なでしてしまう…のですね~
というのも、女性がイライラする、キレる原因は、ひとつのことだけではなく複合であるし、特定のことというより幾重にも積み重なったことであるから、夫に
「何をそんなに怒っているの?」
「どこが気にくわないの?」
と、聞かれても答えられないし、そんなことも気づかない、気持ちをわかってくれない夫に、イライラしたり、怒りの気持ちを持つというのですね。
もちろん、夫たちも、昨今では、家事、育児もプラスされてきていて、仕事もキツいですから大変なのですね。